太平洋諸島ニュース

【農水産開発動向】  
投稿日時: 2017-12-18

フィリピンのパサイ市(Pasay City)で開催された中西部太平洋漁業員会(WCPFC)(またはマグロ委員会)の年次総会で、James Movickフォーラム漁業委員長が太平水域での外国漁船操業制限を検討していると述べた。それには、公海上での漁獲数および過剰漁獲に配慮しない国に対する対策が必要だとしている。フィジーのSemi Koroilavesau漁業相は過剰漁獲でフィジーの漁業は崩壊すると述べた一方、ソロモン諸島は今週南太平洋のビンナガ漁に対するトケラウ協定(Tokelau Arrangement for South Pacific albacore)からの脱退を発表している。Movick委員長は、はえ縄による南太平洋ビンナガ漁を制限しなければどの関係国も崩壊に至ると述べるとともに、EEZと公海でのすべての漁業が過剰漁業による危機的状況に陥る前に、厳しい制限を加えなければならないと述べた。(RNZI/ Dec.6, 17)


【農水産開発動向】  
投稿日時: 2017-12-18

今年のWCPFC年次総会は閉会したがクック諸島にとっては不満な会議となった。木曜日午後に終了する予定であった会議は金曜日深夜まで続き、各国は同意のためにお互いに譲歩を迫られた。ナウル協定のLudwig Kumoru委員長はクック諸島が公海での漁業日割り当てに不満を示したと述べ、来年には委員会は公海での漁獲について検討するとしているが、新熱帯マグロ協定(new Tropical Tuna agreement)の話し合いが順調に進んだ。今回の会議で、サモアの漁船が米領サモアに直接陸揚げできることになった。その他、クロマグロの漁獲削減、漁獲監視データの電子報告の新基準、違法漁業に対する対応強化などが合意された。(RNZI/Dec.7, 17)


【農水産開発動向】  
投稿日時: 2017-11-27

日本国内でコーヒー・チェーン店を持つJun Sugimoto氏がバヌアツ・コーヒーのサンプル集めている。顧客がその味に満足すればバヌアツ・コーヒーを使いたいと述べている。Antonio Ravo農業局長は栽培業者と顧客を結びつけるアグリ・ツーリズム政策に合致するものだと歓迎している。(RNZI/ Nov.13, 17)


【農水産開発動向】  
投稿日時: 2017-09-25

PIFは、北朝鮮が9月15日グアムに到達可能な弾道ミサイルを発射したことを非難し、議長国であるサモアのトゥイラエパ首相は, 加盟各国の排他的経済水域(EEZ)で操業する北朝鮮漁船の操業を禁止する措置を講ずることにしたと述べた。北朝鮮の漁船はいずれかの加盟国の旗を掲げ偽装操業しているのも問題だとしている。PIFはニュージーランドと豪州の協力も得ることにしている。(RNZI/ Sept.11, 17)


【農水産開発動向】  
投稿日時: 2017-08-16

NGOのGlobal WitnessがPNGで違法に伐採した木材について、最終消費者までのルートを追及した結果、中国の工場から出荷され、米国のホームセンターなどの小売店で、珍しい外国木材製品の家具、デッキ、パネル等として販売されていることが判明した。これらの木材はPNGで問題となっているSpecial Agriculture and Business Leases system(SABLs)を利用したマレーシア企業が伐採しているものである。このリース制度で伐採されている土地面積はPNG国土の約12%を占め、地権者の同意なしで伐採されている事例が多い。

Global Witnessの報告では、マレーシア企業のSABLsを利用して輸出される熱帯木材の10%が中国向けだという。中国ではtaunといわれるこれら木材は主に床材として使われるが、かなりの量が加工製品化され米国に輸出されている。Global Witnessによると、米国販売店は違法製品であるか調査も認識もしていないし、材料の原輸出国もどこか意識していない。
SABLsの制度は2009年に始まり、政治家たちが地権者の利益を無視して外国木材伐採企業に99年間の権利を与えており、パームオイル園の70%がSABLsによるといわれる。オニール政権は2013年以来、違法なリース取引の取締りを約束しながら実行していない。2009年以来SABLsにより10億ドル相当とみられる630万㎥の熱帯雨林が輸出され、その利益が現地社会にほとんど還元されていない。彼らはお金よりも森林や土地を日常的な生活空間として大事にしている。このような森林との生活環境を共存する社会は世界でも珍しくなっている。違法伐採木材の輸出禁止に向け、木材の大輸入国である米国、日本、中国、欧州が協力しなければ、PNGの輸出禁止の動きは鈍い。(RNZI/ Aug 2, 17)