太平洋諸島ニュース

【マクロ経済・社会動向】  
投稿日時: 2010-11-17

 (パプアニューギニア) 
オネイル財務相は11月17日1億9,000万米ドルの補正予算と、地方整備計画、輸送インフラ整備計画、僻地電力開発を主力とした約30億米ドルの2011年度予算案を国会に提出した。2015年までの中期開発計画では360億キナ(約135億米ドル)を投資して315,200人の雇用を創設するほか、20ヵ年開発戦略、ビジョン2050年開発計画の実現にも着手する。そして、年8.5%の成長を達成して一人当たり年平均収入を3,430キナ(約1,320米ドル)から4,638キナ(約1,780米ドル)に増大することを目指している。
中期開発計画における顕著な内容としては、以下のとおりである。
●16の優先道路改修、他の道路と開通していない16道路の接続、4件の経済回廊道路建設
●315カ所の医療救助施設。50人の医師、787人の看護師を2015年までに増員。
●1,678の小・中学校の建設、5年間で9,800人の教師採用
●高等教育では、大学生21,500人増員、技術・ビジネスカレッジ生徒6,800人増員、教員8,000人増員、看護師5,000人増員、職業訓練校で3,700人増、通信技術設備改善。
●警察・秩序改善に11億キナ(約4億1,350万米ドル)
 (Post Courier/ Nov.17, 10)


【マクロ経済・社会動向】  
投稿日時: 2010-11-17

 (パプアニューギニア) 
オネイル財務相によると、来年の経済成長率は、LNG開発と好調が続く鉱業を反映して今年の7.1%から8%になると予測されている。また、今年の商品輸出価格も回復し景気を支えている。特に、金、銅、石油は年初の国家予算編成額を上回る価格が続いている。しかし、商品価格の変動や2013年にLNG開発工事が終了すること、米ドル安の要因等に加え、ピークを過ぎた油田埋蔵量、2014年予定されているオクテディ金鉱山閉鎖などの要因次第では成長率の鈍化も予測される。一方、2014年及び2015年にLNGの輸出が開始されれば大幅なGDPの増加が期待されるものの、道路や港湾の整備不足、熟練労働者不足, 地権者補償問題、公務員規律問題などの成長害要因も懸念される。
(The National/ Nov.17, 10)


【鉱物資源開発動向】  
投稿日時: 2010-11-16

 (太平洋地域) 
約300人が参加したニューカレドニアのヌーメアでの国際会議では、ここ数年のニッケル価格趨勢が1トン当たり2万米ドルから2.5万米ドルの価格で変動すると予測された。特に、中国からの需要が高いが、代替として銑鉄が使われているため、2007年の5万米ドルの価格にまで上昇しないとみている。ニューカレドニアは世界の約4分の1を産出しているが、開発の遅れているVale Inco projectの操業が始まれば状況の変化も考えられる。
(RNZI/ Nov.16, 10)


【農水産開発動向】  
投稿日時: 2010-11-15

 (太平洋地域) 
PIF漁業委員会は、豪州、ニュージーランド、フランス、米国も参加した合同海洋監視作戦を実施、2隻の不法漁船を摘発した。この作戦はOperation Kurukuru 2010 と名付け、島嶼国が協力して10日間の不法漁業監視行動を行ったもの。作戦は延べ840時間、6機の航空機120時間の出動、6隻の監視船によるそれぞれのEEZ海域捜査となり、195隻の漁船と550人の漁船員を捜査した。ツヴァルで捜査した漁船からは多数のフカヒレを発見、1万米ドルの罰金を科し、ソロモン諸島で拿捕した漁船は港に連行して捜査した。
(RNZI/ Nov.15, 10)


【マクロ経済・社会動向】  
投稿日時: 2010-11-12

 (太平洋諸島地域) 
メラネシア・スピアヘッド・グループ特別首脳会議が12月15日ソロモン諸島の首都ホニアラで開催されることになり、ソロモンのダニー・フィリップ首相が議長を務める。(メラネシア・スピアヘッド・グループは1983年フィジー、ヴァヌアツ、ソロモン諸島、PNGのメラネシア地域4カ国とニューカレドニアのカナック族が加盟して設立。ヴァヌアツのポートヴィラに本部を置く)。この会議では現在の議長国ヴァヌアツからフィジーに移す儀式を両国の首長が出席して伝統的な和解の儀式に従って行われる予定である。フィリップ首相は民主選挙の遅れているフィジーを支援せず孤立させると情勢が一層悪化するとして、メラネシア地域の共通の文化基盤に立ってフィジー問題を解決していく必要があると述べ、豪州とニュージーランドの対応は適正ではないとも指摘している。
(Solomon Islands/ Nov.12, 10)