フィジー共和国の概要
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フィジー共和国の主島ヴィチ・レヴ島は、オーストラリアのブリスベンの東北約3,100km、ニュージーランドの北2,100kmほどの位置にある。330余りの島々から成り、土地の総面積は四国とほぼ同じである。最も近い太平洋島嶼国のトンガは770km離れた東に、西のヴァヌアツは1,100km離れている。
太平洋で最も人気の高い観光地の一つであるフィジーは、質の高い旅行を求めるリゾート派から行動派のバックパッカーまで、すべての旅行者の要望に応えられるものを備えている。また、太平洋の国々と地域で構成される地域協力のための国際機関、太平洋諸島フォーラム(Pacific
Islands Forum,
PIF)事務局や南太平洋大学(USP)がフィジーに設置されているなど、南太平洋の中央に位置するフィジーは広い陸地とその豊かな資源によって周囲の国々に大きな影響力を持っている。
どこまでも続く白砂のビーチ、青く透き通るサンゴの海、山には競うように咲き乱れる花々、旅人を温かく迎えてくれる素朴な人々、素晴らしい食物、メラネシアとポリネシアの文化、さらにインド文化が混じりあって独自の文化をつくりだしている。
フィジーを訪れる人々は、透明度の高い海や洗練されたリゾート・ライフを満喫するだけでなく、南太平洋の国々に残る独自の伝統文化に出会えることを、その魅力のひとつにあげる。
主島のヴィチ・レヴ島は東西146km、南北106kmで、その南東部に首都スヴァがあり、西部には観光の中心地ナンディとフィジー第1の空港ナンディ国際空港がある。スヴァとナンディはヴィチ・レヴ島の南部を走る全長211kmの舗装道路クイーンズ・ロードと東側を走る全長265kmの一部未舗装のキングス・ロードで結ばれている。
フィジーへのアクセス
パスポートとビザ
観光を目的とする1ヵ月以内の滞在にはビザは不要である。ただし、入国日から滞在日数プラス3ヵ月以上有効なパスポートと出国の航空券を所持していることが必要。30日を超えて滞在する場合はビザが必要となる。ビザは在京フィジー大使館(tel.
03-3587-2038)で取得する。ビザやパスポートに関しては、海路での入国に際しても同じ条件となっている。
航空路
日本からフィジーへは、エア・パシフィック (http://www.airpacific.co.jp/)
が東京(成田)〜ナンディ間の直行便を毎週月、木、土曜日に運航している。所要時間は約8時間30分。
空港使用料
12時間以上滞在した人は、フィジー出国に際し、空港のチェックイン・カウンターで空港利用税F$30が必要(12歳以下は免除)。
税関
商用目的でなければF$400までの物品を無税で持ち込める。更に、17歳以上であれば、酒類2.25リットル、ワイン4.5リットル、またはビール4.5リットルを無税で持ち込める。たばこは紙巻き200本、または葉巻き・葉たばこで200g、あるいは3種類のたばこの合計が500gまでが無税。動植物と肉類及びそれらの加工品、乳製品の持ち込みは厳禁されている。ペットに関しては、検疫のため1週間ほど留め置かれる。
トラベル・インフォメーション
両替
2008年7月15日現在、両替レートは1
F$が71.13円となっている。両替は銀行の他、主要なホテルでも可能であるが、レートは銀行が有利。また、日本円より米ドルやオーストラリア、ニュージランド・ドルからの両替が有利であるが、日本円から豪ドル、豪ドルからFドルへの2度の両替を要する場合にはどちらが得か注意を要する。
銀行の営業時間は、月〜木曜日が9:00〜15:00、金曜日が9:00〜16:00だが、小さな町にある支店は営業日が不規則なことが多いので注意が必要。ナンディ国際空港のANZ銀行は通常24時間営業している。また、主要都市に設置されているATMは24時間利用でき、シティバンクなど主要な銀行口座から引出しができる。しかし、人通りの少ない場所、または夜間の利用はできるだけ控えたい。
通貨
通貨単位はフィジー・ドル(F$)、F$1は100フィジー・セント(F¢)。
紙幣の種類:F$100、50、20、10、5、2
硬貨の種類:F$1、¢50、20、10、5、1
消費税
日本の消費税に当たる売上税は12.5%で、総ての商品とサービスにかかり、一般的には表示されている価格に含まれている。時には外税か内税かを確認する必要がある。売上税は旅行者も対象となっている。
時差
日本より3時間早い。日本が正午の時、フィジーは午後3時。
郵便
郵便局の営業時間は月〜金曜日が8:00〜15:00、土曜日が9:00〜12:00。日本への郵便料金はエアー・メールが封書15gまでF$1.07、葉書F$0.30。
国際電話
日本への国際電話は、IDDと明記された公衆電話(カード式)または電話局で利用できる。ホテルでは部屋から直接か、あるいはフロントを通して電話する。日本へのダイレクトコールの場合は、3分間でF$2.88であるが、オペレーターを通すとF$2ほどの手数料が追加となる。また、いずれの場合もホテルによってはそれぞれ料金を別に設定しているので確認が必要。日本へのダイレクトコール(例えば東京03-1234-5678にかける)の場合は、00+81(日本の国番号)+3(市外局番から0を除いた番号)+1234+5678とダイヤルする。
電気・電圧
240V、50Hzで、プラグはオーストラリアと同タイプ。ホテルによってはシェーバーやドライヤーのために110Vのコンセントを用意している。
まれに停電があるので、念のため小さめの懐中電灯を持っていると便利である。
水
通常スヴァやナンディなど主要な町の水道水は飲料として問題はない。しかし、天候不順の影響もあり、ヴィチ・レヴ島中心部の高地にある水源地帯モナサヴ・ダム貯水池では最近慢性的に水量が不足気味となっており、都市部への給水に不安が残る。スヴァの上水道システムは、全般的に老朽化しつつあり、特に水道タンクやポンプの老朽化により時々断水し、また、濁っていることもあるので煮沸水またはミネラル・ウォーターを飲料水として使用するのが望ましい。離島においては、雨量の関係や上水道が整備されていないために、通常あまり水道水の出がよくない。節水に心がけ、ミネラル・ウォーターを常備する必要がある。
フィジーの国内交通手段
飛行機
フィジーは南太平洋のハブ空港となっており、他の南太平洋島嶼国に旅行する場合、フィジーをトランジット地にすることが多い。また、フィジー国内も多くの島々で構成されていることから、飛行機は船と共に必須の交通手段となっている。
主要な空港は、外国からの玄関口となるナンディ(Nadiと書かれる)国際空港と、国内線のハブ空港でもあるナウソリ国際空港の2つである。ナンディ空港は観光地が集中するヴィチ・レヴ島の西側に、ナウソリ空港はスヴァの北東23kmに位置する。各空港からの定期航路を見ると、ナンディ国際空港からは国際線と国内観光地への便が中心で、また、ナウソリ国際空港からは観光地以外の島々並びに南太平洋近隣諸島への定期便が多い。なお、ナウソリ空港から国際線も数便が運航されており、エア・フィジーのツバル便とトンガ便などがある。
ナウソリとナンディ間は、エア・フィジーと、パシフィック・サンの2社が1時間に1便程度の間隔で運航している。また、その他にナンディ国際空港からはヴァヌア・レヴ島のランバサとサヴサヴ、タヴェウニ島のマテイ空港、ヴィチ・レヴ島の南に浮かぶカンダヴ島ヴニセア空港、プランテーション・アイランドとして知られるマロロライライ島やマナ島への路線がある。
ナウソリ空港からはランバサとサヴサヴ、マテイ、ヴニセアのほか、ロマイビチ・グループに属するオヴァラウ島、ガウ島、コロ島、ラウ・グループのヴァヌア・バラヴ島、ジジア島、ラケンバ島、モアラ島、ヤサワ・グループから北に470km離れたロトウマ島への定期便がある。
ヤサワ島やワカヤ島など、高級リゾート地となるところへは専用機が飛んでいる。そのほかに、飛行場のない島に向けた水上飛行機やヘリコプターのチャーターも人気がある。そのほかに定期便が運航していない他の島々に関しては船が唯一の交通手段となる。
また、定期便とはいっても時間変更やキャンセルはよくあるので、リコンファームは必須である。出発前に航空会社や空港に変更の有無を確認することも必要である。日程と共に気持ちに余裕を持つことも、フィジーを旅行する上で大切なことである。
バス
ヴィチ・レヴ島のラウトカとスヴァを結ぶバス路線は整備され、料金も利用しやすい設定になっている。長距離バスには旅行者が利用するツーリスト・バスと、地元の人々が日常の足として利用するローカル・バスがある。ツーリスト・バスはエアコン付きのデラックス・タイプもあり、料金もそれなりに高く、ナンディ空港からスヴァまでクイーンズ・ロード経由でF$31ほど。一方、ローカル・バスにはガラス窓がないため、雨が降るとビニールのカーテンを降ろして運行される。そのかわり料金は、バス会社
によって多少異なるが、平均F$9〜12ほど。ローカル・バスには、北のキングス・ロードを回るものもあり、こちらは南回りに比べて時間がかかる。
ツーリスト・バスに乗る場合は、前日にホテルのフロントを通して予約する。
Fiji Express & Queen’s Coach(TEL 679-672-3105:Nandi/TEL 679-331-2287:Suva)
ナンディ国際空港からスヴァまでをエアコン付きのクィーンズ・コーチとフィジー・エキスプレスという名前のバスがそれぞれ1往復で運行しており、途中クイーンズ・ロード沿いの主要なホテルに停車する。運行スケジュールは基本的に2往復で、ナンディ空港を07:15と13:00頃に出発して、スヴァまでの所要時間は約4
時間ほど。スヴァのホリデイ・イン出発は07:30と16:00頃となっている。料金はナンディ・スヴァ間片道がF$31.00。
Fiji Holiday Connections (TEL 679-372-0922:Nandi Airport)
ナンディとスヴァの間でミニバスがクイーンズ・ロードを利用してシャトル運行しており、所要時間は約3時間30分。途中、コーラル・コースト沿いのホテルに停車する。
Pacific Transport Limited (TEL 679-670-0044:Nandi/TEL 679-330-4366:Suva)
ラウトカとスヴァ間をクイーンズ・ロード経由で結ぶエアコン無しのローカル・バスで、ナンディ・スヴァ間の所要時間は急行で4時間、普通で5時間。料金はいずれもF$10.00。日曜を除く毎日数便が運行されている。長距離バスのすべてがスヴァまで直通ではないが、途中のシンガトカなどで乗り継げる。
Sunbeam Transport Limited (TEL 679-666-2822:Lautoka/TEL 679-338-2704:Suva)
この会社はエアコン無しの急行バスを1日数便ヴィチ・レヴ島を反時計回りでラウトカ〜スヴァ間を運行している。バックパッカー旅行者に人気のある8回乗り降り自由のUro
Pass F$59がある。
タクシーと幌付きミニトラック
スヴァのタクシーは全てメーター制となっており、初乗りはF$1.00で利用しやすいが、スヴァを除けばフィジーのほとんどのタクシーにはメーターがなく、公定料金にしたがって支払うことになる。公定料金なのでどのタクシーも料金は同じはずだが、念のため後々料金でもめるのを避けるため、利用にあたってはホテルで料金を聞いておき、乗る前に必ず確認するようにしたい。
タクシーのほかに乗り合いタクシーやミニバスがある。乗り合いタクシーは、同一方向に行く人を集めて出発するタクシーで、ナンディやラウトカ、スヴァには乗り場もあるが、スリ、強盗と乗り合わせることにもなりかねず、旅行者には向かないかもしれない。
幌付きミニトラックはヴァン(VAN)と呼ばれ、数人の乗り合いとなる。主にクイーンズ・ロードを走っており、料金はローカル・バスより少し高い程度。スピードが速いことで知られており、そのために事故も多いようである。
レンタカー
フィジーの交通ルールは、日本と同じ右ハンドルの左側通行なので運転に違和感はない。空港や主要なホテルにはレンタカー・デスクがあり、21歳(会社によっては25歳)以上で日本の免許証と国際免許証を持っていれば簡単に借りられる。料金の目安はトヨタ・カローラで走行距離無制限で1日F$150.00から。時間と走行距離で料金を設定する方法もある。レンタカー会社にはAvisやBudget、Hertzなどの大手のほか地元の会社も多数あるが、車種の多さで選ぶなら料金が少し高くてもやはり大手になる。日本出発前に、インターネットで予約することも可能であり、ナンディ到着後すぐに利用できるので便利である。
レンタカーを借りる場合には、必ず保険に入ること。レンタル料金に含まれているかどうかを確認し、そうでなければ自動車の保証を含む保険に入ること。料金は1
日当たり安全保証でF$20〜30程度。車に乗る前に、ボディに傷はないか、ライトがつくか、エアコンは作動するかなどの確認をする。
スヴァとナンディを結ぶクイーンズ・ロードは舗装され、交通量も比較的少ないのでスピードの出し過ぎが事故の原因になっている。道路沿いに学校や人家があり、牛や馬などの動物が放し飼いにされているので、制限速度以下で走ることは勿論、十分注意を払って運転する必要がある。また、街頭が非常に少なく、夜は町以外ほとんど闇夜に近く、道路幅やカーブが見えにくくなるので、夜間の運転は控えたほうがよい。
スヴァ市内及び周辺地域の道路はほぼ舗装されているが、大きな穴が開いていたり、雨が続いた後は泥が水溜まりで覆われていたりすることが多いので、スピードを抑えて慎重に走行する必要がある。
スヴァと北部の町ラキラキを結ぶキングス・ロードは、現在も未舗装の部分があり、特に雨の後はぬかりやすくなっているため四輪駆動車が適している。また、道幅も狭く、道路沿いに村が点在しているので、スピードを落として走るほうがよい。大型バスとすれ違う時は、泥濘にはまらないように気をつける。ラキラキからナンディまでのキングス・ロードの道路状態は良いが、他の地域と同様に村が道路沿いにあるので、速度を落として慎重に運転したい。
ヒッチハイク
フィジーでは現地の人がヒッチハイクをするのはよく見かけられる光景であるが、旅行者は避けるのが賢明。特にひとりの場合には、危険が伴うと考えた方が無難である。ちなみにヒッチハイクもバスと同じ料金か、それ以上のお礼をするのが常識となっている。
フィジーのリゾート・アクティビティ
リゾート・アクティビティの中心はもちろんマリーン・スポーツであるが、ゴルフにテニス、乗馬やトレッキング、爽快に空を飛ぶパラセイリングなど種類も豊富で内容も充実している。人気は、ジェット噴射を利用した特製のボートでマングローブの間を駆け抜けるジェット・ボート・トリップや、タンクを背負う代わりに海面のボートからホースを通して空気を送ってもらうスヌーバ・ダイビングがある。カヤック・ツアーはカヤックで島から島をゆっくり巡り、その間にシュノーケルやバーベキューを楽しむもので、カヤックの経験がなくても参加できる。
リゾートに滞在していればウインド・サーフィンやシュノーケル、カヌーなどの基本的なものだけではなく、水上スキーやバナナ・ボートなども比較的簡単に経験することができる。ダイビングやフィッシングも、ボートのアレンジから道具のレンタル、インストラクターの手配まで宿泊者の希望に積極的に対応してくれる。
サーフィン
フィジーにある多くのサンゴ礁の浜辺は熟練したサーファーを除くと危険があり、一般的なサーファーに適した場所は限定されている。そのすべてがヴィチ・レヴ島の西部から南部にかけて点在している。最も適した場所はバリア・リーフの切れ目に外洋からの波が押し寄せる場所である。例えばナンディの西に浮かぶタバルア島とナモツ島、そしてナンディからスヴァに向かう途中にあるシンガトカの浜辺、さらにスヴァの近くに浮かぶ小島ベンガの附近である。
タヴァルア島とナモツ島を挟んでマロロ・バリアリーフとナヴラ・リーフがあり、その間にマロロ・パッセージとウィルクス・パッセージがある。2つの島にはそれぞれ1軒ずつリゾート施設がある。
ナモツ・アイランド・リゾート Namotu Island Resort(TEL:679-670-6439)
面積約2haの極めて小さな島にあるリゾートで、サーファーの利用が多い。宿泊は原則として土曜日にチェックインし、次の土曜日にチェックアウトの1週間単位で受け付けている。
E-mail:namotu@is.com.fj
ララチ・リゾート Lalati Resort(TEL:679-347-2033)
ベンガ島の東側にある高級リゾートで、7つのブレを有する。ベンガ・ラグーンでのダイビングとフリゲート・パッセージでのサーフィンで集客している。料金は1人F$600からで3食とダイビングやサーフィン、カヤックやウインド・サーフィンのレンタル料が含まれている。
E-mail:lalati@is.com.fj
マリーン・ベイ・リゾート Marlin Bay Resort(TEL:679-330-4042)
ベンガ島の西側にあるリゾートで、16のエアコン付きブレと大きなレストラン、プールがある。ここの宿泊客はダイバーが中心で、最低3泊からのパックで1ブレがF$370からで、食事は別料金で1人1日約F$110ほど。ダイビングは2タンク・ダイブでF$160からとなっている。
E-mail:george@is.com.fj
ウィンド・サーフィン
主要なリゾートでは、ウインド・サーフィンを体験できるところが増えている。フィジーは貿易風が1年中吹いていることから、初心者でもインストラクターの指導で半日も練習すれば、それなりに楽しむことができる。
ダイビング
フィジーには大小330もの島々があり、それだけにダイビング・スポットも豊富である。また、透明度が高く心地良い海と豊かな海洋生物だけではなく、経験豊かで整備されたダイビング・ショップが多いこともダイバーをフィジーに惹き付ける要素となっている。フィジーの主要なリゾートはどこでも海のレジャーが充実しているだけに、ダイビングが一番の目的ならば、それに適したところを選択することが旅を成功させる秘訣である。
ダイビングで人気が高いのはヴィチ・レヴ島の西に位置するママヌザ諸島(Mamanuca)や北のラキラキ町の沖に浮かぶナナヌイラ(Nananu-i-ra)、スヴァの南西のベンガ・ラグーンなどがある。ママヌザ諸島には日本人のインストラクターが常駐しているダイブ・ショップがある。ヴィチ・レヴ島からは少し離れるが、フィジー第2の島ヴァヌア・レヴ島とタヴェウニ島の間にあるレインボー・リーフのソフト・コーラルやソモソモ海峡(Somo-somo
Strait)のグレート・ホワイト・ウォールも世界的に知られているダイビング・スポットである。
フィジーのダイビング・シーズンは乾季になる4〜11月だが、ヴィチ・レヴ島の西のママヌザ諸島は年間を通して雨が少ない。水温が一番低くなるのは8〜9月で24℃平均。夏の2〜3月が28℃。荒れ模様の天候やプランクトンの最盛期を除けば30〜40m先まで見通すことができる。
フィッシング
リゾートで用意しているフィッシングは2種類ある。誰にでも楽しめるリーフ・フィッシングと本格的な楽しみを追求するディープ・シー・フィッシングである。リーフ・フィッシングは簡単にできるが、好きなところで勝手に釣り糸を垂れるわけにはいかない。フィジーの海は許可無しに釣をすることは禁じられており、必ず現地の案内人と一緒に行動することが求められている。
ディープ・シー・フィッシングは、トローリングやキャスティング、ジギングなど、好きなスタイルが選べる。リゾートに宿泊していない場合は、フィッシング・サービス・センターで申し込むこともできる。
リゾート・クルーズ
フィジーのクルーズには、半日または1日クルーズ、ディナー・クルーズ、そして豪華客船に宿泊しながらのものまで、さまざまなクルーズが用意されている。ヴィチ・レヴ島の大規模リゾートの快適さは申し分ないが、もっと美しい透明度の高い海を楽しみたいのならクルーズに参加するのが最適かもしれない。
一般的なのはナンディのデナラウ港から出発するママヌザ諸島のデイ・クルーズである。ただ、デイ・クルーズの場合は出発時間が早いので、ナンディの近くに滞在していないと早起きをしなければならない。
デイ・クルーズを選ぶ場合のポイントは、何がしたいかを明確にしておくことである。デイ・クルーズのコースにはママヌザ諸島の主な島の多くが含まれているので、ダイビングなのかシュノーケリングなのか、それとも静かな浜辺でのんびりしたいのかによって選ぶコースが違ってくる。また、デイ・クルーズに使われる船も、スピードを重視するものからクラシックな帆船まで数種類用意されているので、現地のパンフレットで確認して気に入った船に乗ることだ。また、映画「青い珊瑚礁」の舞台となったヤサワ諸島へのクルーズには2泊3日〜6泊7日のコースがあり、一番の人気は3泊4日のクルーズ。
ゴルフ
フィジーはメジャーのマスターズで優勝したシン選手を生んだ国であり、素晴らしいゴルフ場がたくさんある。ヴィチ・レヴ島にある4つの代表的なゴルフコースを含め12のコースがある。
デナラウ・ゴルフ&ラケットクラブ Denarau Golf & Racquet Club(TEL:679-675-0477)
シェラトン・リゾートに隣接するデナラウ・ビーチの湿地帯を埋め立てて造られたゴルフコースで、全体的にフラットなコースであるが、池や川が巧みに配置されており、あきさせない。宿泊者が中心のクラブで、グリーンフィーは18ホールがカート代を含んでF$100ほどである。
P・H・ゴルフ&カントリー・クラブ Pacific Harbour Golf &
Country Club(TEL:679-345-0048)
全長6,908ヤード、パー72の国際級のゴルフコースで、レイアウトの素晴らしさが評判。クラブハウスにはレストラン、シャワー設備などが整っている。電気カートもある。
フィジーの宿泊事情
フィジーは観光と砂糖産業が経済の2本柱であり、年間の観光客を含む訪問者数は2006年の統計では55万人と南太平洋島嶼国では群を抜いている。それだけに宿泊施設も旅行の目的と自分の好みや予算に合わせて選べる。ちなみに料金だけで見ると、1泊F$10.00〜2,000.00である。日本からフィジーを訪れる観光客の多くはパッケージ・ツアーの参加者で、近年リゾートで結婚式を行う家族連れも少なくない。
フィジーの食事事情
フィジーは南太平洋の中心地であることから、その食文化は伝統的なフィジー料理とポリネシア料理に、インド料理、中国料理、そして幾分のヨーロッパ料理が混じり合っている。
フィジー人の典型的な食事はキャッサバ(Tavioka)とタロイモ(Daro)が中心で、煮たり焼いたりした魚貝類や豚肉、牛肉も食する。パイナップルやグアバ、マンゴーなどのトロピカル・フルーツも豊富である。また、インド系のフィジー人は、香辛料をたっぷり入れた肉や野菜のカレーにライスまたはロティと呼ばれる平たいパン、ダルと呼ばれるヒラマメのスープを主に食する。最近では都市部を中心にピザ、鶏唐揚げやハンバーガーといったファースト・フードが人気を高めている。中国料理の人気も根強い。
伝統料理
主なものはロロ(Lolo)とココンダ(Kokoda)、ロボ(Lovo)料理などである。ロロ料理のロロはココナッツ・ミルクのこと。魚や野菜をココナッツ・ミルクで煮たり、あるいは炒めた豚肉や牛肉をココナッツ・ミルクで煮たタロイモの葉で包んだもので、一般家庭の食卓によくあがる。ホテルのビュッフェでも食べられる。
ココンダ料理はフィジー風刺身として日本でも紹介されている。分かりやすく言えば、刺身をココナッツ・ミルクとライム・ジュースでマリネしたもので、さっぱりしている。
ロボ料理は地中に掘った穴(ロボ)にバナナの葉を敷きつめて豚肉や鶏肉、魚、タロイモなどを入れ、その上にバナナの葉を被せ、さらに熱く焼いた石を乗せて3〜4時間かけて蒸し焼きにしたもの。南太平洋の代表的な料理で、ポリネシアではウム料理と呼ぶことが多い。