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パプアニューギニア


パプアニューギニア
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2014年3月5日更新

パプアニューギニアの概要

赤道のすぐ南、オーストラリアの北には巨大なニューギニア島とその周辺に1,000を超える島々がある。ニューギニア島の東半分が最後の秘境と云われるパプアニューギニアであり、西半分はインドネシアに属するイリ ヤン・ジャヤ。大小700もの島から成るパプアニューギニアは、総面積46.2万平方キロメートルで日本の約1.25倍、人口は約513万人でパプア人やニューギニア人、高地族を中心に多くの部族で構成されている。言語の数も多く、実に750にも及ぶ異なった言葉が話されているという。

国名のパプアニューギニアは、1526年に上陸したポルトガル人が「パプア」と名付け、その後に上陸したスペイン人が「ニュー・ギニア」と名付けたことに始まる。パプアはマレー語の「縮れ毛」を意味し、ニュー・ギニアはアフリカの「ギニア」に似ているからと伝えられている。首都はポートモレスビーでニューギニア島の東に突き出た半島の南にあり、人口約30万人の近代化的な都市である。また、日本人によく知られているラバウルは、ニューギニア島の東に位置するニューブリテン島の最北端にある。

 

パプアニューギニアへのアクセス

日本からのアクセス

2002年4月20日から毎週土曜日に成田国際空港からポートモレスビーへ直行便(ニューギニア航空 (http://www.airniugini.jp/)が運航されており、料金や利便性の関係で一般的にはこの直行便が便利である。他にオーストラリアのケアンズやブリスベン、シンガポール、マニラ、香港を経由するルートがある。

パスポートとビザ

パプアニューギニアへの入国にあたっては、観光目的であっても査証の取得が必要である。観光ビザは、駐日パプアニューギニア大使館(東京都目黒区下目黒5-32-20 TEL 03-3710-7001)のほか、ポートモレスビー到着時でも手続き可能。また査証申請料は2013年10月から観光目的に限り無料となった(60日間有効)。商用目的等で入国する場合は、シングルエントリー(一回のみの入国)のみ到着時に申請することができる(有料)。ただし窓口の混雑等が予想されるので事前取得しておいた方がよい。詳しくは駐日パプアニューギニア大使館のホームページを参照してください。

入国審査と出国手続き

入国には入国カードと税関申告書が必要である。入国審査は質問もほとんどなく簡単だが、税関、特に食品の持ち込みは厳しい。また、高価な電化製品などは1年以上使用している場合は問題ないが、新しいものは課税される場合がある。タバコは紙巻で250本、アルコールは2リットル、少量の香水の持ち込みは無税である。なお、税関の検査後、到着待合ロビーに出る際、パスポートなどの貴重品はすぐ安全な所に収納し、大勢の人に囲まれても十分動けるようにすることが肝要だ。

出国時には出国カードを提出するが、根付きの蘭や1970年以前の精霊像などの持ち出しには厳しい罰則が設けられている。また、蝶の標本にはワシントン条約で輸出入が禁止されているものがあるので注意したい。

空港使用料

出国税、空港諸料185キナが航空券に含まれる。2~12歳未満は170キナ。2歳未満は免税。

税関

入国審査は質問事項もほとんどなく簡単であるが、税関は厳しく、高価な電化製品などは1年以上使用している場合は問題ないが、新しいものは課税される場合がある。たばこは紙巻きで200本、アルコールは1リットル、少量の香水も無税である。

出国に際して問題になるのは、根付きの蘭や1970年以前の精霊像などで、持ち出しが見つかると厳しい罰則が設けられている。また、蝶の標本にはワシントン条約で輸出入が禁止されいる種類が含まれているので注意したい。

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トラベル・インフォメーション

通貨と両替

パプアニューギニアの通貨はキナ(Kina:真珠貝を意味する)とトヤ(Toea:小さな貝を意味する)があり、1キナ=100トヤ。紙幣は100、50、20、10、5、2キナがあり、硬貨は1キナ、50、20、10、5トヤがある。20キナ紙幣には伝統的社会の宝である豚がデザインされている。日本円は空港や市中の銀行、両替所、ホテルで両替できるが、到着時にジャクソン空港内の両替所で必要額を両替し、ホテルなどの支払いはクレジットカードで行い、さらに換金が必要と考えられる場合は、米ドルまたは豪ドルの現金を用意しておくと良い。なお、帰国時に使い残したキナを、ジャクソン空港の国際線ターミナルビル1階の銀行で円に両替するのを忘れずに。為替レートは1キナ=約44.43円(2013年4月26日現在)。

物品サービス税(G.S.T.)

パプアニューギニア国内での買い物には10%の物品サービス税(消費税)がかかる。なお、国際線航空運賃は非課税。

現金とクレジットカード

日常生活で一番使われるのは小額貨幣で、20キナ紙幣以上はあまり使われない。ホテルや高級レストラン以外では、釣り銭も用意されていなかったりするので、小銭を持ち歩きたい。

クレジットカードでは、VisaやMaster Card、American Express、Diners Clubは高級ホテルや高級レストランで利用できる。

チップ事情

チップの習慣はない。感謝の意味で「テンキュー(Tenkyu)」(ピジン語)と応えよう。

なお、何か特別に用事を頼んだ場合、1~3キナ程度渡すこともある。

時差

日本より1時間進んでおり、日本が正午の時、午後1時となる。近隣諸国ではオーストラリアのシドニーとは時差がなく、ニューギニア島の西半分(イリアンジャヤ)より1時間、フィリピンより2時間早くなっている。

郵便

郵便の形態は日本と全く異なり、すべて郵便局の私書箱 (P.O.BOX) で管理される。これはパプアニューギニアには配達の組織がなく、郵便は各地区にある郵便局の個人の私書箱に入れられ、そこへ取りに行くことになる。私書箱のない人は、友人の私書箱を借りている。旅行者は滞在しているホテルか最寄りの郵便局気付で受け取れる。

電話

電話は、都市ではホテルや郵便局、空港周辺などに公衆電話があり、コイン、テレホンカード、テリカード(プリペイドカード)が使える。通話料金は市内は時間に関係なく一律30トヤであり、また、全国どこからでもダイヤル直通で国際電話がかけられる。日本へのかけ方は05-81(日本の国番号)-3(東京)-○○○○―○○○○、料金は1分4キナ40トヤ。交換手を通す場合は(016)で呼び出し、相手先の番号を伝え、一度切って交換手の折り返しを待つ。なお、パプアニューギニアの国際電話の国番号は675。

電気・電圧

240ボルト、50ヘルツで、プラグは一般に「Oタイプ」と呼ばれる「ハの字」二股形、3つ穴式でオーストラリアやニュージーランドと同じ。電気事情は主要都市を除いては普及が遅れており、朝夕の数時間だけ送電されている離島もある。日本の電気製品は変圧器アダプターが必要。

飲料水と食事

ポートモレスビーの水道水は安全とされているが、旅行者は沸騰させた水またはミネラルウォーターを購入して飲料水とすることが賢明である。また、氷は水道水で作られるので、これも避けるほうがよい。

食事は高級レストランなどを除いて、火を通したもの以外は口にしないことである。 サラダは浄化した水で洗ってから食べること。

その他留意点

治安

パプアニューギニアの国民の大半は、人懐っこく、優しいが、一般的に治安状況は悪いと考えたほうが良い。窃盗、強盗を始めスリ、置き引きが多く注意が必要だ。「ラスカル(Rascal)」と呼ばれる凶悪な強盗団が、武器を持って徒党を組んで暴れたり、観光客を襲うことがある。外出する時は、目立たぬ服装(特に女性は露出の多い服装は控える)で夜間や日中の単独行動、バス停、百貨店など人の多いところ、人影の少ないところ、午後のマーケットやPMVバスの利用を極力避け、また、出来るだけ現地人(ガイドなど)と行動を共にする。常に周囲を確認し、怪しい場所や人には近づかないこと。危険地帯に近づくと、地元の人が教えてくれることもある。貴重品(現金、カメラなど)を他人に見られないようにし、多額の現金を持ち歩かず、ウエストバッグの使用を避ける。バック類は必ずカギのかかるものを選び、常に手元においておくことが必要だ。

マラリアと予防接種

日本から直接入国する場合、原則として予防接種は必要ない。但し、地域によりハマダラ蚊が媒介する伝染病のマラリアが存在する。ポートモレスビーやマダンなど乾燥した都市部ではほとんど見られないが、ジャングル地帯やセピック川流域では特に注意が必要である。

マラリアは、「ハマダラ蚊」が媒介する発熱性伝染病だが、最大の予防はこの蚊に刺されないこと。この蚊は夜間、特に17時から21時にかけて活動し下肢をよく刺すので、この時間帯には長ズボン、靴下で皮膚を露出しないようにし、露出している部分は防虫スプレーを使う。また、この蚊は黒色系統の服を好むため白色系統の服を着ると良い。高地では少ないが油断は禁物である。

嗜好品

パプアニューギニアでは、胡椒科の木であるビンロウ樹の実を口に入れてチューインガムのように噛む習慣がある。「ブアイ(buai)」と呼ばれる一種の嗜好品で、子どものうちから口をクチャクチャさせている。噛むと口の中が真っ赤になってしまう。

また、重要な換金作物としてたばこの栽培も行われており、地元で加工された葉巻状のものや新聞紙で巻いたものがマーケットで売られている。

服装・装備

一般的に低地、海岸部では夏服でもよい。ハイランド地方へ旅行する場合、かなり気温が下がるので軽い防寒服を用意するとよい。昼間は気温が高く日差しが強いため、熱射病予防のため帽子、サングラス、日焼け止め、ミネラルウォーターを用意する。セピック川流域やブッシュ(草むら)では、マラリア予防のため長袖、長ズボンが必要だ。雨季(首都側では11~4月)にはスコールがあり、薄いレインコートや折畳の傘も便利。その他、常備薬、ティッシュ、ウエットティッシュも必要。

メディア

地元の英字新聞は, 「Post Courier」と「The National」の2紙がある。

TVは、主要ホテルではケーブルテレビが導入されており、CNN、BBSなどのほか、NHK国際放送を見ることができるホテルも多い。

祝祭日

2013年   2014
1月1日 ニュー・イヤーズ・デー(新年)(New Years Day) 1月1日
3月29日 グッド・フライデー(聖金曜日)(Good Friday) 4月18日
4月7日 イースター・サタデー(Easter Saturday) 4月7日
4月1日 イースター・マンデー(Easter Monday) 4月21日
6月10日 クイーンズ・バースデー(女王陛下誕生日)(Queen’s Birthday) 6月9日
7月23日 ナショナル・リメンバランス・デー(国家追悼記念日)(National Remembrance Day) 7月23日
9月16日 インディペンデンス・デー(独立記念日)(Independence Day) 9月16日
9月17日 インディペンデンス・デー(振替休日)(Independence Day in Lieu) 9月17日
12月25日 クリスマス(Christmas Day) 12月25日
12月26日 ボクシング・デー(Boxing Day) 12月26日

パプアニューギニアの国内交通事情

主要都市を中心に周辺へ延びる道路整備が行われているが、広大なジャングルや4000mを超える山脈がニューギニア島を横断しているため、南側に位置する首都ポートモレスビーと北側にある第2の都市ラエを結ぶ道路はない。道路の整備がもっとも進んでいるのはマダンの北の海岸線に沿って走るノース・コースト・ハイウェイで、セピック川河口のヌビア村まで続く。また、ラエからゴロカを経てマウントハーゲン、ワバグ、メンディに至るハイランド・ハイウェイも比較的整備が進んでいる。

旅行者が国内を移動する場合は、長距離は飛行機、都市の周辺はツアーやガイド付借上げ車両を利用するのが一般的である。

航空便

海外の主要都市を結んでいるのはニューギニア航空(Air Niugini)とカンタス航空の2社。国内線は、ニューギニア航空、エアラインPNGなどがあり、いずれも小型飛行機を中心に運行している。

主要都市には必ず空港があり、奥地や僻地にも滑走路を備えた村があるなど、パプアニューギニアの空の便は充実しているが、難点は便数や路線の変更が結構多いことである。また、飛行機が小さいため、確実に予約やリコンファームを行い、早めにチェックインすることが重要。

PMV (Public Motor Vehicles)

国内をくまなく走っている身近な公共バスを地元ではPMVという。首都ポートモレスビーなどでは安全上の問題から外国人はほとんど利用していない。利用したい場合はホテルのフロントなどで路線・安全性などについて入念にチェックをした上で。

タクシーとレンタカー

ポートモレスビーなどの大都会にはタクシーが走っているが、旅行者にはあまり勧められない。

レンタカーは主要都市で利用可能。しかし道路の舗装状況が劣悪であり、雨が降ると道路が冠水し、また、車両の盗難、車上荒らしなどもあるので地元の事情に不案内な旅行者だけで利用するのはお勧めできない。

パプアニューギニアのアクティビティ

大自然に包まれた神秘の国パプアニューギニアへの旅行は、個人旅行の一般化には少し時間がかかりそうだが、目的をもったグループ旅行は次第に増える傾向にある。最近では一年じゅう楽しめるダイビング・デスティネーションとして人気が高まっており、そのほか自然観察、シンシン・ショーなどの文化探訪、ブッシュ・ウォーキングなどを目的としたツアーも注目されている。

「シンシン」とは部族のダンスの総称で、有名なハイランド・ショー以外にも個性的な踊りがニューギニア各地で見られる。また、慰霊のための戦跡ツアーも年配者を中心に続いている。

ダイビング

パプアニューギニアは世界有数のダイビングスポットとして注目されており、著名写真家の間でもファンが多い。パプアニューギニアのダイビングの魅力は、なんといってもスポットが荒らされていないことと海洋生物の多彩さ、魚影の濃さである。それに加え、一年中潜ることが可能で太平洋戦争当時の沈船や戦闘機のスポットも多くバラエティに富んでいる。また、パプアニューギニアの海には貿易風とモンスーンの影響で半年ごとに入れ替わる風とうねりにより常に新鮮な海水が運ばれてくるため、海水温の上昇が抑えられ、サンゴもほとんど白化しない美しい海が維持されている。

北側のマダン、キンベ湾(ワリンディ)、ラバウル、ケビエンでは5~11月頃は雨が少なく、南側のポートモレスビー、トゥフィ、アロタウ(ミルンベイ)では10~5月頃は貿易風の影響が少なく海況がよいとされている。

マダンからボートで20~30分行けばギンガメアジやバラクーダの大群としばしば出会うことができる。ケビエンの潮あたりのよいチャネルの深場ではグレーリーフシャークやシルバーチップシャークが回遊するところを見ることができ、中層では密集したバラクーダの群れを見られることもある。ポートモレスビーではアヤコショウダイの群れ、トゥフィではレッドピンジャロスナッパーの大群を見ることができる。アロタウではヒメエイトマキエイの群れや、オニイトマキエイに出会うこともある。

サーフィン

パプアニューギニアの特徴はコンスタントなファンウェーブとサーファーの少なさである。サーフスポットとして世界からサーファーを受け入れているのは、モンスーンのうねりがあるカビエンとヴァニモの2箇所だけで、11月から3月に限られている。但し、先祖伝来の地主制度があり、海にもリーフ・オーナーが存在するので、海に入る場合は「パプアニューギニア・サーフィン協会」(Surfing Assn. of Papua New Guinea) の許可を受けることが不可欠。

フィッシング

パプアニューギニアのフィッシング(ルアーおよびゲーム・フィッシング)はオーストラリア・スタイルで豪快、疾走するクルーザーで大物とのファイトが楽しめる。全体的にフィールド、設備、サービスは限られているが、盛んなのはビスマルク海や群島エリアで、マダン、ラバウル、ケビエンが中心である。
外洋ではブルーマリーンやブラックマリーン(カジキ)、マヒマヒ(シイラ)、キハダマグロが狙える。海岸近くではイソマグロやバラクなどが中心。川ではバラマンディー、ブラックバス釣りが楽しめる。フィッシングを希望する旅行者は旅行会社に手配を依頼すること。

トレッキングと登山

トレッキングで一番の人気は、パプアニューギニア東部中央を東西に走るオーエンスタンレー山脈の北側の日本軍が開いたココダから山脈を越え南側のソゲリ村までのココダ・トレイルを6泊7日で踏破するコース。総距離は約90km、途中の村々を訪問しながらの旅は欧米人には大変な人気だ。

パプアニューギニアの本島中央部を東西に走る3000m級のビスマルク山脈の最高峰、ハイランド地方のウイルヘルム山(標高4509m)は、日本人の登山愛好者にも良く知られている。標準的な登山ツアーは4泊5日で、前後にマウントハーゲンやマダン観光が組み合わされている。

自然観察ツアー

熱帯雨林が生い茂るジャングルは動植物の宝庫であり、ポートモレスビーでさえ郊外に少し車を走らせると大自然への入り口となる。

(バードウォッチング)

鳥類は約700種類が生息し、内390種が固有種であると言われる。日本では正式名がフウチョウ(風鳥)である極楽鳥だけでも、全42種類のうち38種類がパプアニューギニアで確認されている。国鳥も極楽鳥の一種のオオフウチョウで全長30~40cmあり、オスの羽は目を見張るほど美しい。アカカザリフウチョウは国旗に使われている。繁殖期にはオスが1箇所に集まって踊り、メスがそれを見て選ぶ習性が面白い。カソワリやオオギバトも固有種として有名。大きなくちばしのサイチョウ(ココモ)、ペリカン、独立したオウムの種類も多い。ホテルや旅行会社が現地ガイド付のツアーを主催し、その他、ポートモレスビーのバリラタ国立公園のツアーも楽しい。

(動物観察)

250種類の哺乳類が生息しているが、ニューギニア島の生物区分は有袋動物が特徴のオーストラリア区に属し、アジア大陸の影響はほとんど受けていない。木登りカンガルーやクスクス、ワラビーなど60種類の有袋動物が生息している。他には果物を食べるフルーツ・コウモリ、ダチョウに次ぐ大きさで飛べない鳥、ヒクイドリ、恐竜時代から進化せず卵を産む哺乳類、ハリモグラなどがおり、豹や虎などの猛獣はいない。爬虫類は約110種類の蛇と2種類のワニ、1mにもなるウミガメ(レザーバックタートル)を始め13種類の亀などが確認されている。

(蝶・昆虫観察)

蝶の昆虫観察が有名で、世界中のマニアが集まって来る。オロ州のポポンデッタ周辺には世界最大で羽を広げると30cmほどのアレキサンドラ・トリバネアゲハがおり、その他、メガネトリバネアゲハ、ゴクラクトリバネアゲハ、キマエラトリバネアゲハもいる。マダンやワウ、ハイランドでは、早朝のジャングルで様々な種類を見られ、ワウの生態学研究所では貴重な蝶を観察することができる。

昆虫については、3つの角を持つパプアキンイロクワガタなどカブトムシ、黄金に輝くクワガタムシや、巨大なゴライアス・ナナフシなど多く生息している。

(蘭・植物観察)

主に熱帯雨林を中心に9000種に近い植物があるが、蘭についても3,000種類もあり、世界の観賞用の蘭の多くがここから広がったと言われている。ファレノプシス(胡蝶蘭)、デンドロビューム、バンダ、パフィオペディラムを初めとし、現在知られている蘭のうち3分の2はパプアニューギニアが原産地である。海抜2000mを越えるハイランド地方ではシンビジュウム、セロジネ、アーティコーリナム、オーランティロゼウム、カリキュメンタム、フロックス、2005年の世界ラン展日本大賞を受賞したデンドロビュームカスバートソニーなど高地性の蘭が見られる。

シンシン・ショー

生活に密着した「シンシン」は各地で行われている。毎年8月にマウントハーゲン、ハーゲン・ショナ、9月にゴロカで行われる「ゴロカ・ショー」では、9月16日の独立記念日前後にポートモレスビーで行なわれるヒリ・モアレ祭、各地部族が一堂に会しそれぞれのシンシンが披露される。各部族が伝統を今に伝えるために身体を飾り立て、偉容と華やかさを競うことで会場は異常な熱気に包まれる。特に、男たちのシンシンは、華やかな中に勇壮な戦士の踊りがあり、リズミカルな打楽器の音をバックにその迫力が素晴らしい。

セピック川流域クルーズ

パプアニューギニアは世界でも有数の長さのセピック川があり、変化に富んだ流域には200を超える部族が生活し、川は主要な交通手段として有効に機能している。このセピック川中流域をクルーズするツアーがある。一般的に人気のある行程は3泊4日で、広大な湿地帯を旅しながら各村を訪問する。流域には精霊信仰に関連した仮面や彫像などの民芸品が多くあり、その芸術性は高く評価されている。精霊の儀式に使われた古い木像を国外に持ち出すことは、犯罪となるので注意したい。

日本軍の戦跡ツアー

パプアニューギニアには13~15万人の日本人戦没者が眠っている。戦跡は一般的に観光ルートから離れており、ツアー会社にアレンジを依頼する方が確実。日本軍の基地が置かれたラバウルとニューギニア最後の拠点となったウェワクは、特に訪問者が多い。1944年5月、ウェワクの西に位置するアイタベの激戦では、日本兵約1万人が戦死した。

その他、ポポンデッタ、マヌス島、カビエン、アロタウ(サンゴ海)、ブーゲンビル島などがある。

ショッピング

パプアニューギニアの代表的なお土産には、次の様なものがある。

  • コーヒー:ハイランド地方で作られるブルーマウンテン種の高級コーヒー。
  • ビルム:ハイランド地方のカラフルな素朴な手編みのバッグ。
  • ドゥクドゥク:ラバウル地方のシンシンに登場するドゥクドゥクの人形。
  • ストーリーボード:セピック川流域の生活や出来事を木に彫刻した置物、飾り物。
  • 手彫り製品:黒檀のボールなど種類が多いが、真珠を飾ったものが素晴らしい。
  • クンドゥー:砂時計の形をした手鼓。
  • ガラムート:木をくり抜いて作った太鼓。優しい音色が心地よい。
  • 額縁のアート:蝶の羽でデザインされた壁掛け。
  • 蝶の標本:世界でも珍しい蝶の標本(輸出許可の付いたもの)。
  • 石鹸:天然素材で作られたマヌス産ナチュラルソープ。
  • 陶器:ロクロを使わない素朴な素焼きの壺など。(セピック川流域のチャンブリ湖近くのアイボム(Aibom)村のアイボム陶器、マダン近くのヤボブ、ビルビル村のもの、ミルンベイ州アンフレット島民のものが有名)
  • 金製品:パプアニューギニアでは、金が取れるので金製品もお勧め。
  • マスク(主にセピック川流域の種族のもの)、武器(デコレーションとしての)弓矢、盾楽、槍等、楽器(ドラム、竹製の笛、陶器製の笛、ハープなど)

パプアニューギニアの食べ物

レストラン

首都ポートモレスビーには、日本食レストラン「大黒」をはじめ、各種レストランがある。ただしホテルからの移動方法については旅行会社やホテルなどのアドバイスに従うこと。

地方都市ではホテル内レストランでの食事となることが多いが、地元で評判のレストランもあるので、事前に、また現地で情報を集めるとよい。

ローカル料理

肉類はニワトリやブタが中心であるが、地方に住む人々は祝いごとや来客があった時などに食べる程度。特に、貴重なブタを料理する時は、一族が集まって賑やかな食事となるのは昔も今も変わらないようである。海の近くや川沿いに住む人々は魚を食べるが、奥地や高地に住む人々は鳥類やワニなどの爬虫類、小さな有袋動物なども食べる。

よく知られているのは南太平洋地域で多い蒸し焼き料理で、パプアニューギニアでは「ムームー」と呼ばれている。地面を掘って熱した石を置き、その上にイモや魚、野菜などを香りの良い大きな葉で包んでのせ、さらに熱した石を被せて蒸し焼きにする。

セピック地方を中心に食されている「サクサク」と呼ばれる食べ物がある。湿地帯に生えるサゴヤシの幹を砕いて水にさらし、沈澱したでんぷん質を練って乾かしたものだ。味はなく、食べ方は焼くのが一般的。イモ類と同じで主食となる。

カイ・バー

都会なら何処にでもあるファースト・フードの店を現地では「カイ・バー」という。現元住民を相手に、チキンやソーセージ、イモ類、野菜類など、あらかじめ料理されたものが並んでおり、好きなものを選んで買う。