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ニューブリテン島とニューアイルランド島

ニューブリテン島とニューアイルランド島 ラバウルのあるニューブリテン島はパプアニューギニア最大の島で面積は40,500平方km、日本の九州と沖縄を合計した広さに匹敵する。人口は約40万人で、これは長崎県と熊本県の人口の合計とほぼ同じである。

ニューブリテン島は東と西の2州で構成され、東ニューブリテン州の州都ラバウルは日本軍の基地があったことで知られる。1994年の噴火でラバウル市街が埋もれ、実質上の州都はラバウルの南西20kmにあるココポへ移っている。

西ニューブリテン州の州都はキンビで、東へ60km離れて空港のある町ホスキンスがあり、北西に位置するウィリアメズ半島にはシェル・マネーの発祥の地タルシアがある。

東ニューブリテン州がラバウルを中心に発展してきたのに対し、西ニューブリテン州はほとんど手付かずの状態で今日に至っている。

ニューアイルランド島はニューブリテン島の北東に位置し、面積9,600平方km、人口は約10万人。細長い島の最北端にあるケビンはダイビングの町として人気がある。

ラバウルの歴史

1767年にこの地を訪れた英国人のフィリップ・チャタレイは、それまで1つの島と考えられていたニューブリテン島とニューアイルランド島の間に海峡があることを発見。その後の約100年間、海峡を通過する捕鯨船などが水と食料の補給のために寄港することはあったが、大きな変化はなく過ぎた。1874年ドイツ人貿易商がニューブリテン島とニューアイルランド島の間に浮かぶデューク・オブ・ヨーク島に上陸、2年後には本拠をマチュピット島に移した。1884年11月、ドイツはこの地を保護領とすることを正式に宣言。1910年にはココポに置いていた本拠地を新しく造られた町ラバウルに移したが、その4年後には第1次世界大戦が勃発。1914年9月にオーストラリア軍がココポに上陸し、ニューブリテン島の北側を含む統治を宣言。ラバウルはオーストラリア領パプア・ニューギニアの新しい首都となった。

1937年、ラバウルとココポの中間に位置するヴァルカン山とラバウルの南東に位置するタヴルヴル山が噴火し市街は灰に覆われ、首都がラエに移転した。

1942年1月23日、日本軍はラバウルに侵攻し、南太平洋戦線のための補給基地の建設を開始。その直後には、ラバウルの位置するガゼル半島に約9万人の日本人将兵がいた。しかし連合軍の反撃は素早く、日本軍はソロモン諸島のガダルカナル、ニューギニア島南東部のミルネ湾、珊瑚海の戦いで決定的な敗北を喫し、制空権を奪われた基地の町ラバウルは連合軍によって徹底的に破壊された。1945年の終戦時、ラバウルの中心街は瓦礫の山だった。

ラバウルとココポ

ラバウルとココポ 1994年9月、タブルヴル山とヴァルカン山の噴火によってラバウル市街は黒い灰に覆われた。この噴火による死者は5人であったが、5万人が住む家を失った。

人々はラバウルの南20kmにある州都ココポに移動し、ここを拠点にラバウルの復興に総力を挙げている。急ピッチでの復興が進み、町は活気を取り戻しつつある。

また、ラバウルにあるパプア・ニューギニア有数のダイビング・スポットを目指すダイビング客や、日本軍の戦跡を訪れる日本人旅行者など、観光客も年々増えてきている。

57年振りの噴火からラバウルは再び甦ろうとしている。

 

 

ラバウルへのアクセス

噴火前はポートモレスビーからラバウル空港への直行便があったが現在は封鎖されており、ココポの東にあるトクア(Tokua)新空港が使用されている。ポートモレスビーから新空港まで直行便で約1時間30分、新空港からココポまで車で約20分、ラバウルまでは約1時間。

ラバウルを歩く

ラバウルはドイツの占領当時に区画整理され、整然とした町並みが造られた。いち早く復興された主要な通りはシンプソン港の北側のマラグナ通りの周辺で、次いでマンゴー・アベニュー、ナマヌラ通り、カスアリナ通りなど。マラグナ通りとマンゴー・アベニューの交差する町の中心には格式を誇る ラバウル・ホテル(旧ハママス・ホテル)があり、マンゴー・アベニューに沿って南に600mほど行くとラバウル・トラベロッジとカイヴナ・リゾート・ホテルがある。

 

ラバウルの観光スポット

ヤマモトバンカー(海軍司令部跡)

ラバウル・ホテル(旧ハママス・ホテル)とラバウル・トラベロッジの中間あたりに、通称ヤマモトバンカーと呼ばれる海軍司令部の地下壕跡がある。1943年4月18日にブーゲンビル島で撃墜された山本五十六海軍大将が、その前日までの数日間を過ごした場所とされている。

平和記念碑 Japanese Peace Memorial

カイヴナ・リゾート・ホテルから車で3分ほど山側に登ると1980年に日本政府や戦友会、地元の人々の協力で建立された平和記念碑がある。天井に太平洋を現したレリーフがあり、ラバウルの位置に穴があけられ、太陽の光が差し込んでいる。

日本軍飛行場跡(ラバウル空港)

マンゴー・アベニューを南に町を抜けて2~3kmほど行くと、1994年の噴火まで使用され、その後、閉鎖されているラバウル空港がある。日本軍の占領時には東飛行場と呼ばれ、ここから多くの「零戦」が戦場へ飛び立った。ヤシの林にはその残骸が火山灰に半分ほど埋もれている。

ラバウル郊外の戦跡(ココポ街道)

ラバウルからココポへ続くココポ街道には日本軍の大発洞窟がある。大発は大型発動機艇の略で食料や弾薬を運ぶためのもので、洞窟は空襲時の避難場所。現在も5隻の大発が残っている。このほかにもココポ街道沿いには日本軍のクレーン船の残骸や防空隊指揮所跡、野戦砲や高射砲などが残っている。

ラバウルのホテル

マンゴー・アベニュー沿いに3つの高級ホテルがある。ラバウルの町が従来のように復興するにはなお数年かかるといわれるが、ホテルはいずれもほぼ以前と同様に営業している。

ラバウル・ホテル(旧ハママス・ホテル) Hamamas Hotel(TEL:675-982-1999)

トクア空港から45分、町の中心地にある格式を誇る木造のホテルで、英国のアンドリュー王子が宿泊したこともある。プールと中華レストラン、バーのほかにディスコもある。部屋にはシャワー、エアコン、冷蔵庫、電話、テレビが付いている。 全42室。

ラバウル・トラベロッジ Rabaul Travelodge(TEL:675-982-1111)

マンゴー・アベニューに面したホテルで、3軒の高級ホテルの中で改装に最も時間を要した。眺望も良く、付帯設備もプール、レストラン、バー、ディスコと揃っている。

シンプソン湾を見渡せる海岸にあり、壮大な火山、ヤシの砂浜、碧青色のサンゴ礁のパラダイスにある24室はエアコン、TVなど設備が完備している。

カイヴナ・リゾート・ホテル Kaivuna Resort Hotel(TEL:675-982-1766)

マンゴー・アベニューに面した3階建てホテルで、部屋からはシンプソン港やタブルヴル山が見える。このホテルのバーは地元の人にも好評で、ベランダからの眺めが良い。ボートを所有しており、フィッシングやダイビングツアーの手配もしてくれる。部屋数は32。

クラウ・ロッジ Kulau Lodge(TEL:675-982-7222)

ラバウルからPMVsバスで西に向かって約20分、大噴火の影響をほとんど受けていないタリリ湾(Tlili Bay)に面したカバカダ村に建つホテル。ロッジの前には美しいビーチが広がり、ダイビングツアーの企画もある。部屋はバス付きで、クーラー、電話、冷蔵庫、テレビなどの設備も整っている。ロッジのほかにコテージがある。

ココポ・ヴィレッジ・リゾート・ホテル Kokopo Village Resort Hotel(TEL:675-982- 9096)

海岸に面しており、デューク・オブ・ヨーク島やココポ・ゴルフ・コースが見渡せる。23室はエアコン、TV付で食事も美味しい。伝統的歌謡ショーも楽しめ、空港送迎、戦跡ツアーなど各種のツアーもアレンジできる。

ラポポ・プランテーション・リゾート Rapopo Plantation Resort(TEL:675-982-9944)

マココポとトクア空港の間にあり、ココアとココナツのプランテーションの一部となっている。バルコニーからは、ピジョン島と轟きを上げるタヴルヴル山を見渡せる海岸にある。

タクラム・ゲストハウス Taklam Guesthouse(TEL:675-982-8870)

ココポにあり、オーナーであるリー・ファミリーが第2の故郷を味わせてくれる。

ココポとその周辺

ラバウルからココポ街道を南へ約40分、トクア新空港への途中にある町で1994年の噴火以前は静かな村であったが、ラバウルより政府機関や銀行、航空会社などが移転したことで今は活気に溢れている。この移転で最も変化が大きいのはビジネス社会で、ラバウルから移転した中国人ビジネスマンが結束してココポのビジネス社会に対抗しており、次第に中国系ビジネスがココポでも力を増している。

東ニューブリテン観光局 East New Britain Tourist Bureau(TEL:675-982-9038)

ラバウルにあった観光局が噴火によってココポに移転してきた。ラバウルとトクア新空港へ向かうメイン・ストリートに面しているタクラム・ゲストハウスを海側に300mほど入った地点にある。資料の種類は多くないが、係りの人は地域の詳しい情報をもっており、親切に対応してくれる。

ココポ博物館 Kokopo Museum(TEL:675-982-8453)

海に面したゴルフ・コースの近くにあり、正式名称は「東ニューブリテン歴史文化博物館」。芝生庭園には第2次世界大戦関連の日本軍の戦車や魚雷、ジープなどが展示されている。2階にはゼロ戦の一部、機関銃やヘルメット、米軍機のノーズ・アートなどの収集品が陳列されている。別棟には地域の伝統文化に関する展示物があり、カヌーやラバウル郊外の山奥に住むバイニン族が火の踊りに使う仮面などが興味を引く。

 

クイーン・エマの階段と屋敷跡 Queen Emma's Steps & House Site

9ホールのゴルフ・コース、ラルム・カントリー・クラブのクラブハウスはエマ・フォーサイスの屋敷跡に建てられた。クイーン・エマはアメリカ人の父とサモア人の母をもち、1870年代にニューギニアで初めてヤシのプランテーションを切り開き、一代で財をなしたことで知られる。1882年に建てられた大邸宅は第2次世界大戦で破壊され、今では階段が残るのみ。

火の踊り Fire Dance

ラバウル郊外の山奥に住むバイニン族の踊りで、自分たちだけに見える精霊を表したお面をかぶり、焚き火の中に飛び込んでゆくユニークな踊りである。

キンベとその周辺

キンベとその周辺 州都キンベの東約60kmには空港のある町ホスキンス、北西には世界中のダイバーに知られるワリンディ村とシェル・マネーの発祥の地タルシアがある。ホスキンスにはポートモレスビーから毎日1便の直行便がある。

 

ダイビング

ワリンディの近海は手付かずのサンゴ礁が美しく、魚影の濃いダイビング・スポットが数多い。ステッティン湾の北部のヴァネッサズ・リーフではバラクーダの大群やサメが見られる。ウィリアメズ半島の先端の東には、さまざまなコーラルが美しいサウス・ベイ・リーフがある。変化に富んだポイントでは、イルカの大物が見られる。

ワリンディ・ダイブ・リゾート Walindi Dive Resort(TEL:675-983-5441)

キンベとタルシアの中間でウィリアメズ半島の東側、キンベ湾に面する広大なヤシ油のプランテーションの中にある。ホスキンス空港から送迎バスで45分。メインのバンガローにはラウンジとダイニング、バーがあり、敷地内にはプールとテニスコートがある。ボートを2隻所有しているので、ダイビングやフィッシング、シュノーケリングのツアーも可能。ダイビングでは水中撮影のレッスンもある。各バンガローは茅葺きの屋根で趣がある。テレビや電話はない。

ケビエン

細長いニューアイルランド島の北端に位置する州都ケビエンは、3方を海に囲まれた小さな村で人口は約7,000人。村の中心にゴルフ・コースがあり、その中に警察署がある。ゴルフ・コースは住民の憩いの場所でもあり、木陰で昼寝やランチを食べたりしている。ゴルフ・コースの北側にケビエン・ホテルがあり、道を挟んで観光局や銀行、郵便局、スーパーマーケットが並んでいる。

ケビエンには日本軍の戦跡も数多く、村の中心地に大砲や高射砲が残っている。

ダイビングとサーフィン

ケビエンとその北に浮かぶニューハノーバー島の間には多くの小島が浮かんでおり、ダイビング・スポットやシュノーケリング・スポットが豊富にある。また、この附近はパプア・ニューギニアで最もサーフィンに適した場所でもある。

ケビエンの観光スポット

ホタルの木 Firefly Tree

市内から南に車で40分、ボガテレの森にホタルが群がる木がある。新月の晩や雨の後、数万ものホタルがクリスマスツリーのように幻想的に明かりを点滅する。見られる日が限られるので予めホテルなどで確認すること。

プリプリマン Pri Pri Man

ウル村にいる占い師。全身をカラフルな植物の衣装で飾り、長いタケの棒を手にして現れる。いろいろな質問に木からつるしたタケの棒を左右に振って答えを出す。大きいフリは「イエス」、小さければ「ノー」らしい。

ヌサ島 Nusa Island

船着場の前にある小島。ここで取れる大きなマッドクラブ(カニ)が名物。

リセナン島 Lissenung Island

ケビエンからボートで15分の小さな島。パラダイス島とも呼ばれ、美しい森とラグーンは楽園と言っても良い。ダイビング、シュノーケリングに適したスポットが多くてある。

ケビエンのホテル

マラガン・ビーチ・リゾート Malagan Beach Resort(TEL:675-984-2452)

ケビエンのヌサ港に面した通り沿いにあるリゾート。ケビエン空港から送迎車で約5分、中心地にも近い。白砂のビーチにあるバーは地元の人に人気の場所で、ケビエン在住の外国人もここに集まって来る。部屋にはシャワー、エアコン、冷蔵庫、テレビ、電話が付いている。室料はダブルでK170.00~。ダイビングやシュノーケリング・ツアーのほかカヌーのツアーも企画している。

ツリーハウス・ビレッジ・リゾート Tree House Village Resort(TEL:675-984-2666)

ケビエンから車で約20分の浜辺に樹齢200年の大木の上に建てられた3階建てのツリーハウスと6つのビーチバンカーからなる宿泊施設。ダイビング、シュノーケリング、カヌーといったアクティビティーやカビエン近郊の村への観光、ホタルの見学など様々なツアーの手配が可能。室料はツリー・ハウス・ダブルベッドがK240~。

ケビエン・ホテル Kavieng Hotel(TEL:675-984-2199)

ビジネスホテルといった感じで、予算に応じて扇風機付の簡易ベットの部屋からクーラーやシャワー、冷蔵庫、テレビ、電話付きの部屋まである。室料も簡易ベットはK35.00で、クーラーやシャワー付はK110.00~となっている。レストランやバー、プールのほか会議室もある。