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ウポル島と首都アビア

ウポル島

サモアの中心でサバイイ島に次ぐ面積をもつウポル島には、全人口の85%を超える115,000人が生活している。ウポル島はホラ貝のような形をしており、東西が72km、南北が24kmほどで面積は1,115k㎡、島の内部は未開の熱帯雨林に覆われており、中心には標高1,116mの最高峰フィト山がある。緑に囲まれた島の中心部と変化に富んだ海岸線、ウポル島の人々は、そのほとんどが海岸沿いに住んで昔ながらの生活様式を守り通している。中央の山地にも村があるが、それは数えるほどしかない。

首都アピアはサモアの空の玄関口、ファレオロ国際空港から車で東に約40分、島の北部中央にある。人口は32,000人で、サモアで唯一の都会的な雰囲気を感じさせる街である。

アピアの一般事情

●道路と交通事情

ウポル島はアピアを中心に道路網が整備されている。空港から市内への交通機関は次のようなものがある。

・空港シャトルバス

ファレオロ国際空港から市内の主要ホテルへは、ピーアンドエフ・シャスター・ツアーズ(P&F Schuster Tours)のシャトルバスがある。(予約・問合せ 23014)

・バス
バスは住民の足
バスは住民の足

トラックを改造したカラフルなバスも利用できるが、海外からの航空便は早朝に到着することが多いので、空港シャトルバスかタクシーを利用することをお勧めする。バスを利用する場合は、荷物を持って通りまで出る。

なお、市内でバスを利用する場合、料金は安いが、運行時間が一定していないので、旅行者は戸惑うことが多い。とくにアピアから離れた場所へバスで出かける時は、帰りのバスを確保するのはかなり難しい。往復ともバスを利用するなら、早い時間に出かけて、昼過ぎにはアピアに戻るくらいの予定を立てることが、この島の観光の秘訣である。バスのターミナルは、フンガレイ(Fungalei)の食品市場の隣にある。

 
・タクシー

空港から市内まで片道50タラ程度だが、乗車する前に運転手に料金を確認すること。

なお、市内でタクシーを利用する場合、台数が多く料金も安いが、料金はすべて運転手との交渉で決まる。それだけに、観光などで利用する場合などは、ホテルやツアー会社の人に頼んで料金を交渉してもらうほうが安くなる。

・レンタカー

ツーリスト専用の免許証は、フリーマーケット(蚤の市)の向かい側の公共事業・交通・インフラ省(Ministry of Works, Transport & Infrastructure)のオフィスで取得する。料金は20タラ、レンタカー会社でも手続きが出来る。

●銀行と両替

ANZ銀行、ウェストパック銀行、サモア中央銀行(Central Bank of Samoa)があり、平日の9時〜15時まで営業している。市内では、サモア・ファイナンス(Samoa Finance Co. Ltd.)およびウエスタン・ユニオン(Western Union Agency)の2つの両替所があり、また、空港、アギー・グレイ・ホテル、タノア・ツシタラ・ホテルにも両替サービスがある。

●郵便と通信

郵便局はビーチ・ロードの政府ビルの真向かいで、時計台のすぐ近くのサモアテル(Samoa Tel)ビルの中にあり、営業は平日の8時〜16時30分まで、電話とファックスのサービスも同じ建物で利用できる。

サモアの切手はカラフルで種類も多くお土産としても人気がある。

●緊急時

警察の緊急ダイヤルは995、救急車は999、消防は994となっている。

●日本の旅行会社

パシフィック・インターナショナル

Pacific International
TEL 23225/FAX 21944

サモアの代表的な日系企業で、観光から貿易、事業の企画など、サモアに関するすべての相談に気軽に応じてくれる。営業時間は平日が8時〜16時30分、土曜日が12時までで、日曜日は定休日。

中心街を散策する

アピアの町は、アピア湾に沿って東西に走るビーチ・ロード(Beach Road)と、そこから南へのびるバエア・ストリートを中心に、半日で歩き回れるほどの広さである。

ビーチ・ロード

Beach Road

海沿いを走るビーチ・ロード
海沿いを走るビーチ・ロード

北側にアピア港が開けるメインストリートで、この通り沿いには観光局を始め銀行や郵便局、教会、みやげ物店、レストランなどが並んでいる。海側には政府庁舎や中央銀行がある。

 
フリー・マーケット

Flea Market

日本の「蚤の市」と同じ。主に衣料品や日用雑貨、手工芸品、装身具、化粧品などのマーケットで多くの人で賑わっている。マーケットの海寄りにはバスターミナルがある。フリー・マーケット(蚤の市)を東に行くと魚市場がある。日曜日の早朝は、ウム料理の材料を買いに来る客で混雑することが多い。

中央マーケット(フードマーケット)

Maketi Fou

フリー・マーケットからフガレイ通りを南に入っていくと、アピアの中央バスターミナルに隣接して中央市場がある。ここはアピアでもっとも人の集まる場所で、南国の野菜や果物、民芸品などが売られていて周囲には軽食の屋台もある。

カトリック大聖堂

Mulivai Catholic Church

ビーチ・ロードにあるこの大聖堂は1885年に建設が開始され20年間の歳月を要して完成した。7階建ての政府庁舎が完成するまでは、20km先の海から眺めることができるアピアのランドマークだった。

時計台

Clock Tower

白い時計台
白い時計台

ビーチ・ロードとバエア通りとがT字になっている地点にはアピアの中心を示すかのような白い時計台があり、ロータリーとなっている。この時計台は第1次世界大戦で死亡した軍人を記念して建てられたものである。ここから始まるバエア通りはアピアで一番交通量が多く、マクドナルドや中華レストランなどがあり、ビーチ・ロードに次いで観光客に人気の通りである。

 
政府庁舎

Government Building Complex

7階建ての政府庁舎は中国政府の援助によって1993年に完成した。屋上のファレはサモアの伝統を取り入れたものである。

屋上にファレのある政府庁舎
屋上にファレのある政府庁舎

アピア近郊の見どころ

ムリヌウ半島

Mulinu'u Peninsula

アピアの西側に突き出たムリヌウ半島は、古い都の在った場所で、政治上の記念碑が多く見られる。アピアの街からビーチ・ロードを半島の方へ行くムリヌウ通りに入ると直ぐにタノア・ツシタラ・ホテルがある。そのまま10分ほどでイギリス・アメリカ記念碑があり、その先にドイツ記念碑がある。さらに少し歩くと独立記念碑と土地称号裁判所があり、その左手には丸屋根の国会議事堂がある。サモアの伝統建築様式であるファレを現代風にアレンジした建物で、屋根の下はガラス張りで中が見えるようになっている。半島の最先端には1902年にドイツ人によって建てられた気象台やタマセセ王や当時の王朝の大きな墓があり、その手前にはマエリトア・タヌマフィリⅠ世とその父であるラウペパ王の墓がある。

パロロ・ディープ

Palolo Deep

ムリヌウ半島からアピア港を挟んだ反対側にあるパロロ海岸から沖合いに100mほどの地点がパロロの深みと呼ばれる場所である。海岸からそこまでは満潮時でも大人の背丈ぐらいの深さしかないが、パロロ・ディープに到着すると突然80mほどのドロップ・オフとなる。海の保護区に指定されており、カラフルな魚が群れ泳ぐ、シュノーケリングには最高の場所である。保護区への入場は有料で、毎日8時〜18時まで開いている。また、シュノーケリングやマスク、フィンも有料で貸してくれる。

パパセーアの滑り岩

Papaseea Sliding Rock

パパセーアの滑り岩
パパセーアの滑り岩

アピアからバスで20分ほどにあるアピアっ子に人気の場所。なだらかな天然の滑り台で、岩の間をぬって滝壺に飛び下りる気分は実に爽快であり、子どもたちには絶好の遊び場になっている。観光客も一度は試してみたいと多くが訪れる。水着を持参して、入り口で番をしている婦人に料金を支払って入る。

 
スティーブンソン博物館

Robert Louis Stevenson Museum

ビーチ・ロードからウポル島を横断するクロス・アイランド道路で南に4kmのところに「宝島」や「ジキル博士とハイド氏」の作者として知られる作家、ロバート・スティーブンソンの住居が博物館として残されている。彼はここで最後の4年間を過ごし、自然と人々の営みを書き残している。サモアを心から愛し、人生の最後の数年間をサモアの為に捧げたスティーブンソンは、今でもサモアの語り部(ツシタラ)と呼ばれて尊敬されている。

スティーブンソンの死後、この住居はその時々の為政者によって使用されたが、彼の没後100周年を記念して1994年に博物館としてオープンした。

邸内には南洋には必要ではないと思われる暖炉も残されている。これは故郷である英国の生活を偲んで作ったものなのであろう。

博物館まではアピア市外からタクシーまたはバスを利用する。開館時間は、月曜から金曜日の9時〜15時30分、土曜日の8時〜12時までとなっている。入館料は大人が20サモア・タラほど。ガイドツアーあり。

哀山バエア山にはスティーブンソンの墓がある。

スティーブンソン博物館
スティーブンソン博物館
スティーブンソン邸の暖炉
スティーブンソン邸の暖炉
 
ラノトオ湖

Lake Lanotoo

アピアからクロス・アイランド・ロードを利用して、バハイ教会を過ぎた右手にある黄緑色の火口湖で、野生の金魚が岸に集まることからゴールドフィッシュ・レイクとも呼ばれる。環境に配慮した観光開発を目指しているため、車を降りて2kmほど山道を歩くが、是非とも訪れたい場所である。所要時間は片道1時間半程度。

ピウラ洞窟プール

Piula Cave Pool

アピアから東に18kmにあるピラウ・メソジスト大学の裏手にある真水のプール。海水とは自然の溶岩のブロックで仕切られているだけで、その距離は1mほどでしかない。天然のプールにつながる洞窟は深くて暗く、ここで泳ぐと探険家になったような気分が味わえる。このプールから2kmほど山に向かうと高さ10mのファレファの滝がある。滝のスケールは小さいが姿が美しいことから写真撮影などで人気がある。

ウワファト自然保護地区

Uafato Conservation Area

ファガロア湾の東に位置するこの地域は、絵を見るように美しい村で、丘から海に張り出した雨林を含む一帯が保護地区に指定されている。また、伝統的な工芸品を彫る人々が多く住んでいることでも知られている。

パパパパイ-タイの滝

Papapapai-tai Falls

森の中を流れ落ちるパパパパイ・タイの滝
森の中を流れ落ちるパパパパイ・タイの滝

クロス・アイランド・ロードの峠を越えた地点にあるサモア最大の滝で、ジャングルの緑の中に落差100mの水しぶきが白く映える。滝に近づくことはできないが、峠から展望することができる。

 
パラダイス・ビーチ

Paradise Beach

ウポル島の南側のレファガ村にあるサモアで最も有名なビーチで、すべての観光客が訪れるという。1952年にゲーリー・クーパーが主演した『Return to Paradise』のロケ地となり世界的に有名になった。ヤシの並木と白い砂浜は当時の美しさをそのまま残しており、まさに楽園を想わせるビーチである。アピアからはツアーバスが出ている。入り口で入場料を支払う。

黒砂海岸

Black Sand Beach

アピアから東に10kmほどのソロソロ村にある溶岩の溶けた黒砂の混じった海岸が有名だが、アピアからクロス・アイランド・ロードを抜けた南海岸にもアガノア黒砂海岸(Aganoa Black Sand Beach)がある。シュノーケリングやピクニックに人気がある。

アレイパタ

Aleipata

美しいアレイパタの浜辺
美しいアレイパタの浜辺

ウポル島の東端にある数キロにわたって広がる白いビーチとサンゴ礁の海は、サモアで、是非訪れたい場所である。アレイパタの沖合いには4つの小島が浮かんでおり、カヌーで渡ることができる。

 
オレププ国立公園

O Le Pupu-Pu'e National Park

「海岸から山頂まで」という名前のこの公園は、1978年にできた自然環境の保護と研究、環境教育を目的としたサモア唯一の国立公園である。

公園は、1,158mのウポル島最高峰のフィト山からオレププ溶岩海岸までの29k㎡をカバーしている。

トスア・オーシャン・トレンチ

To Sua Ocean Trench

近年サモアの観光地としては一押しのウポル島南岸にある天然プール。知る人ぞ知る世界の秘境の絶景の一つ。木製の梯子を降りて(勇気のある人はジャンプして飛び込んで)、外洋とつながる水中の岩場の間を潜り抜けていくと、美しく神秘的な世界が広がるサモア版「青の洞窟」を目にすることができる。

なお入場料は20サモアタラ。

トスア・オーシャン・トレンチ(©David Kirkland)
トスア・オーシャン・トレンチ(©David Kirkland)