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サバイイ島

サバイイ島

サバイイ島はサモア諸島最大の島であり、ニュージーランド、ハワイを除くポリネシア最大の島でもある。ウポル島から18kmの海峡を挟んだ西に位置し、島の内部は手付かずの原生林があり、活発な火山活動で流出した溶岩原が広がる。それだけに伝統的な生活様式が現在に引き継がれており、島を訪れる人々に深い印象を与えずにはおかない。

サバイイ島
サバイイ島

サバイイ島は面積1,700k㎡で人口は約50,000人、ウポル島に比べて高い山が多く、海岸の起伏も激しい。島は東西に火山が連なっており、最高峰は標高1,858mのシリシリ山(Mt.Silisili)で、ほかに1,000m級の山が5峰ある。島の北側には比較的新しい溶岩原があるが、これは1760年にアフィ山(Mt.Afi)が噴火したもので、東側のは1905年から11年にかけてのマタバヌ山(Mt.Matavanu)の噴火によるものである。

 

サバイイ島の一般事情

●ウポル島からの交通

・空路

アピア郊外のファガリイ空港(Fagalili)とサバイイ島の東側のマオタ空港(Maota)間をポリネシア航空が毎日3便運航しており、飛行時間は30分ほど。ほかにサバイイ島の西側にあるアサウ空港(Asau)にも1日1便運航している。

・海路

ウポル島のファレオロ(Faleolo Wharf)とサバイイ島のサレロロガ(Sale-lologa Wharf)の間をサモア・シッピング会社(Samoa Shipping Corporation)のフェリーが1日3~4便往復運航している。月、水、木、金、土の各曜日は午前6時から午後4時の間、2時間おきに、火曜日は午前10時と午後2時、日曜日は午前10時に運航する。所要時間は1時間から1時間30分。欠航もあるので切符を買う際には確認が必要。

なお、市内のバス・ターミナルは、サレロロガ(Salelologa)の市場にある。

サバイイ島の見どころ

サレロロガ

Salelologa

フェリーの着く埠頭から10分ほどのところにあるサバイイ島の中心の町。マーケットや商店、サモア銀行の支店があるが、アピアとは比べものにならないほど小さい。この町の北5kmには、1830年に争いの絶えなかったサバイイ島に平和をもたらしたキリスト教伝道師ジョン・ウイリアムズの上陸記念碑が建っている。

メイン・ノース・コースト・ロード

Main North Coast Road

溶岩原
溶岩原

サレロロガから北に向かって18kmにあるプアプア村(Puapua)までは、素晴らしいビーチが続いている。さらに北に行くと海岸は荒々しい姿を表し、溶岩原が海にせり出している。溶岩原の南にある村がサマラエウル村で西がマウガ村である。そして、その先4kmほどにあるサレアウラ村まで溶岩原が広がっている。この溶岩原の外れに「処女の墓(Virgin's Grave)」がある。村々が溶岩に飲み込まれ、教会の建物も破壊されたにもかかわらず、熱心な修道女たちが埋葬されている墓だけはそのまま残ったことから、土地の人はキリストの奇跡として語り伝えている。

 
ファガマロ村

Fagamalo

溶岩原を抜けると、ウインド・サーフィンのスポットとして知られるビーチがある。ファガマロからサシーナ(Sasina)まで、数キロに渡って美しい浜辺が続き、ハネムーンでよく利用されるル・ラゴト・ビーチ・リゾートもここにある。さらにその先のマナセ村(Manase)には料金が安いことで知られているタヌ・ビーチ・ファレ(Tanu Beach Fales)がある。

メイン・サウス・コースト・ロード

Main South Coast Road

サレロロガから西に向かうとタフア半島があり、タフア雨林保護区になっている。この地区は、サモアでもっとも簡単に入っていける場所にあり、半島の先端は溶岩海岸になっている。海岸はピクニックエリアになっており、泳ぐことはできるが流れが早いことで知られている。半島を過ぎるとパラウリ村(Palauli)に出る。ここから古代遺跡ストーン・ピラミッドが発見された。

メイン・サウス・コースト・ロードは、サレロロガからサバイイ島の西の山裾をまわってアサウ村まで約80km、北回りでもほぼ同じ距離である。

アロファアガの潮吹き穴

Aloffaaga Blowholes

アロファアガの潮吹き穴
アロファアガの潮吹き穴

島の南側ほぼ中央にあるタガの海岸で見られる、サモアで最も印象的であり世界的に知られている自然現象である。黒い溶岩で被われた海岸の、波に侵食された穴に打ち寄せる大波が、岩の隙間から空に向かって数10mの豪快な水柱を立てる。

 
ストーン・ピラミッド

Stone Pyramid [=Tia Seu Ancient Mound]

ポリネシア最大の9世紀頃の建造物で、縦50m、横61m、高さ12mの巨大な石造りの台形で、宗教的儀式に使われたらしいが真相は解明されていない。さらに、ジャングルの中にあり、人目につき難い場所であることも謎を深めている。

ラバーズ・リープ

Lovers Leap

「恋人たちの跳躍」と呼ばれる断崖絶壁は、潮吹き穴から北西に向かって26kmほどにあり、眼下に広がる美しい海に吸い込まれそうな錯覚に襲われる。名前の由来は、ツツイラ島(米領サモア)から来た女性がこの村の男を愛したが、男が死んだ後に村人からひどい仕打ちを受け、耐え切れなくなった女が娘を抱いてこの絶壁から飛び込んだ、という伝説によるものだ。そして伝説は、その2人はカメとサメになって、この海に戻ってきたと云う。サモアにはカメとサメにまつわる伝説がいくつもあって、そのひとつが「ラバーズ・リープ」なのだろう。日本の観光案内書には「恋人岬」となっているものもある。

ムリヌウ岬

Cape Mulinu'u

サバイイ島の最西端にある岬。この岬のあるファレアルポ半島には多くの伝説が残されており、その一つが「モソの足跡」(Moso's Footprint)であり、また「岩の家」(House of Rock)である。「モソの足跡」伝説は、フィジーから大男の軍神がやって来たときに付いたと云うものであり、フィジーのビチレブ島にも同じような足跡があると云う。

アサウ村〜バイサラ村〜パパ村

Asau-Vaisala-Papa

約20kmに渡る溶岩原を超えて来る北回りと南回りのメイン・ロードが、ほぼ同じ距離で合流するのがサバイイ島の第2空港のあるアサウ村である。この空港は1990年の台風で破壊されたがその後再建されている。アサウのすぐ西には、湖のように見える美しいバイサラ湾がある。さらに海沿いに本道を出たところには箱庭を見るようなパパ村がある。

ファレアルポ雨林保護区

Falealupo Rainforest Preserve & Canopy Walkway

ファレアルポ雨林保護区
ファレアルポ雨林保護区

サバイイ島北西端に広がる熱帯雨林の保護区。同保護区内には、2本のバンヤン樹の巨木をつないで作られた30メートルにわたる吊り橋状の空中遊歩道が設置されている。地上40メートルの高さから見る眼下に広がる熱帯雨林をみるその景色は、まさに絶景。

 

ホテル

●スタンダードホテル

Jetover Motel

TEL 51565/FAX 51363
E-Mail bbl@lesamoa.net

サレロロガの町のショッピングモールの2階にある。サバイイ島では新しいモーテル。バスターミナルにも近く便利。全室冷蔵庫、エアコン、台所が備え付けられている。

Le Lagoto Beach Resort

TEL 58189/FAX 58249
E-Mail lelagoto@samoa.ws

レラゴト・ビーチ・リゾート
レラゴト・ビーチ・リゾート

マナセ海岸ビーチファレの手前、Fagamalo村にある。2階建てデラックスバンガロー形式のホテル。部屋にはホットシャワー、ファン、テレビ、冷蔵庫、電話が備え付けられている。このホテルのレストランとテラスレストランからの眺めは最高。

 
Stevenson at Manase

TEL 58219/FAX 58219
E-Mail stevensonmanase@lesamoa.net

マナセ海岸の道路を挟んだ真向かいにあるホテル。ホテル、ビラ、ファレ3つの部屋タイプがある。レストランやバーもすばらしく、金曜日と土曜日にはフィアフィアショーがある。宿泊客はホテル所有のアウトリガーにも乗ることができる。

Vaisala Hotel

TEL 58016/FAX 58017
E-Mail vaisalahotel@samoa.ws

バイサラ・ホテルのバーテラスから臨む太平洋
バイサラ・ホテルのバーテラスから臨む太平洋

このホテルのバーテラスから眺める海はサバイイ一。海も遠浅で水泳、シュノーケリングに最適。サーファーにも人気がある。地球最後のサンセットポイントはホテルから近い。

 

ファレ

Vacations Beach Fale

TEL 54024/FAX 54024
E-Mail leota@samcom.com.ws

サバイイ島ビーチの景勝地、マナセ海岸にある大規模なファレ。隣のファレにはダイビングショップも充実。このファレでの夕食、朝食は海に面したレストランで気分は最高。人の良い主人がお客様への挨拶に回る。日曜日のブランチは豪華、トーナイ(ウム料理)が自慢。干潮時にはサンゴの近くまで徒歩遊泳でき、大きな魚も見ることができる。

Tanu Beach Fale

TEL 54050/FAX 54050

マナセ海岸のビーチファレの1つ。予算の限られている旅行者に向いている。シャワーとトイレは共同で、食事もゲスト皆と一緒に食べる。ファレの数は30と規模も大きい。ファミリーで経営しておりリピーターが多い。ファレ所有のアウトリガーに乗ることもできる。土曜日にはフィアフィアショーが行われる。フィアフィアショーは30人ものスタッフ及び家族が工夫をこらして楽しませてくれる。サモアの大家族を思わせるファレ。港からはTanu Beach Faleバスで3タラ。

Siufaga Beach Resort

TEL 53518/FAX 53535
E-Mail siufaga@lesamoa.net

サレロロガの港からバス、車で15分。サバイイ島で一番大きな病院を過ぎると左側に広大な庭もったリゾートが見えてくる。イタリア人経営のリゾートでビーチから道路を挟んだ庭に部屋が12軒立ち並ぶ。部屋のタイプはスタンダード6室(ベッド4個)スーペリアー4室(ベッド3個)デラックス2室(ベッド3個)からなり、部屋にはトイレ、冷蔵庫、シャワーが完備されている。このリゾートにはサバイイで有名なレストラン「PARENZO'S」があり、イタリアンパスタの他に肉、魚料理がある。港からはPua Puaバスで1.50タラ。

Aganoa Beach Fales

TEL 50163/FAX 50163

マオタ空港及びサレロロガ港から車で15分、サバイイ島の南にあるビーチファレ。知る人ぞ知る隠れ家的な存在。男女トイレ、シャワーも完備、海辺に面した9つのビーチファレがある。この近辺の海はサバイイ島でもサーフィンのできる波としても有名。近くの森は原生熱帯雨林の生い茂る保存地区。

レストラン

Caftarelli Parenzo's

TEL 53518

サバイイ島の中でも最も清潔で室内装飾も美しい海辺のレストラン。朝食、昼食、夕食のサービスがある。Siufaga Beach Resortのイタリア人が経営しており、本格的なパスタをメニューに揃えている。パスタ料理の他に、肉や魚のメニューもある。道路を挟んでココナツ並木の白浜ビーチが続いており、室内の席でもテラス席でも最高の景色が味わえる。Barも完備している。

●マノノ島

Vaotuua Beach Fale

TEL 46077

ウポル島、Manono-utaの港からフェリーで20分、船着き場にあるファレ。干潮時にはフェリーが桟橋につけられないため浅い海を歩くこともある。ファレは海の上にできており満潮時にはファレの階段を下りてそのまま海に入ることができる。ファレからは真夜中空港発着の飛行機を見ることもできる。島1周は2時間程で回れ、犬、車もなく、まさに環境を重視した島。ファレの主人は漁師で、時によっては新鮮な刺身を夕食時に出すこともある。

マノノ島
マノノ島

●ナムア島

Namua Beach Fale

TEL 20566
E-Mail namuaisland@hotomail.com

アレイパタ海岸リゾートが管理。ウポル島からはナムア島のフェリーで移動5分、浅瀬のきれいな波間にカラフルな魚を見ることができる。何匹もの慣れた犬の出迎えを受け、海辺のファレへ。食事は食堂で会食、客が釣った魚をその場で料理してくれる。島から見る満点の星は圧巻。晴れている場合は遠くアメリカンサモアを見ることができる。バードウォッチングにも事欠かない。朝早く起きて島の頂上に登ったり、午前中かけて島の周りを1周するのも興味深い。また、朝早くカヤックで隣のファヌアタプ島に渡り、日の出を拝むこともできる。宿の女主人は活動的で夕食時にサモアの話やカヴァの儀式の話しをしてくれる。

ナムア島
ナムア島

ミニコラム

サモア式伝統家屋・ファレ

首都アピアから少し離れると「ファレ」と呼ばれるサモア式の伝統家屋である「壁のない家」が目立つ。ファレはサモアでは家を総称しての言葉であるが、村の人々はこうした壁のない家で生活している。ファレは目的別に用途が決まっており、料理をするファレ、寝泊りをするファレ、会議を開くファレなど大小さまざまなファレがある。ファレに共通していることは、柱と屋根だけで壁がないということである。風雨の時にはヤシの葉製のブラインドを降ろして凌ぐ。

また海岸線の村々には、ゲスト用のファレ(ビーチファレ)が建てられている。村人と一緒に過ごし、ビーチで海水浴をし、夜は星を眺めながら床につく滞在は、ホームステイ感覚を味わえる。ただし、シャワーはタンクから引いた水で、トイレは使い勝手が大きく異なるなど、使用の際はそれなりの覚悟が必要であろう。20以上の村々にこうしたビーチファレがあるので詳しくはアピアにあるサモア観光局に問い合わせたい。

白砂とヤシの木に囲まれた村のファレは自然に溶け込んでおり、南太平洋でもサモアだけに残る伝統文化の一つである。

アピア市内の政府機関が並ぶ一角にも赤い屋根が印象的なファレを目にすることができる。
アピア市内の政府機関が並ぶ一角にも赤い屋根が印象的なファレを目にすることができる。
白い砂浜に並ぶビーチファレ。典型的なサモアの風景である。
白い砂浜に並ぶビーチファレ。典型的なサモアの風景である。