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ソロモン諸島の離島旅行

ソロモン諸島を訪れる旅行者は、ホニアラに滞在しながら日帰りで周辺観光地を訪れることが多い。しかし、近年では各地で簡素ながらも観光客用の宿泊施設が整備されつつあり、これまで困難だったサイドトリップも可能になりつつある。ソロモン諸島の旅行先としての真の魅力のひとつは、こうしたこれまでほとんど観光客の訪れなかった離島部の自然や文化に接することにある。時間の許す旅行者はぜひチャレンジしてほしい。

一般情報

ホニアラ到着後に観光局等で宿泊施設を含む最新情報を入手した上で、ソロモン諸島航空で国内線の予約を行う。地方では、ごく一部を除き外貨両替、カード払いは不可能なので、予め十分なソロモンドルの現金を用意しておくこと。

ガダルカナル州

ガダルカナル島の舗装道路は、島の北側を、西北端のランビから東側のアオラまで通じている。しかし、一部には落橋箇所もあり増水時には通行できなくなることもある。これ以外の沿岸部の村落間は、一部歩道があるところもあるが、移動手段の基本はボートやカヌーを使った海路となる。島の中央部は2,000メートル級の緑濃い山々が連なっており、村落はほとんどないが、近年では森林伐採が始まり、林道も開かれ始めている。

●タバニププ(Tavanipupu Private Island Resort)(電話36082)

ガダルカナル島東端マラウにあるアイランドリゾート。2012年にソロモン諸島を訪問したイギリスのウィリアム王子夫妻がわざわざ訪れたことでも知られている。予約をして国内線でマラウ空港まで飛ぶとスタッフがボートで迎えに来ている。

ウェスタン州とギゾ

ソロモン諸島の中でも海の美しさで有名なのがウエスタン州。特に州都ギゾは国内でもリゾート地として名高い。ギゾはのんびりとした田舎町だが、国内第二の町であり西部諸島の中心地として賑わっている。町にはいくつかのホテルとダイビングショップがあり、沖合にはリゾートアイランドもある。ギゾでの楽しみは、なんといってもマリンスポーツ。ドロップオフやコーラルガーデン、沈船スポットなど特色あるスポットがいくつもあり、スノーケリングでも十分楽しめる。また、ニュージョージア島のムンダでもダイビングが可能。

観光客がほとんどいないマロボ・ラグーンにはエコロッジが点在しており、ソロモン諸島の人と暮らしに触れる旅を堪能することができる。

●ケネディ島

ギゾからボートで40分ほどのところにある島で、太平洋戦争中に故ケネディ米大統領が艦長だったPTボートが日本の駆逐艦と衝突し沈没した地点から泳いでたどり着いた島として有名。周辺にはスノーケリングを楽しめる美しいサンゴが広がっている。

セントラル州とツラギ、サボ

ガダルカナル島の北西に位置するセントラル州は、州都ツラギを含むフロリダ諸島(別名ゲラ)、その西に浮かぶサボ島、さらに40km西に位置するラッセル諸島で構成される。日帰りが可能なツラギ、サボ(18ページ「アクティビティ」参照)以外にも、ホニアラに住む外国人に人気のMaravagi Resortをはじめとした小さなロッジも点在している。

●Savo Sunset Lodge (電話7498347)

サボ島西側に位置し、美しい夕陽を堪能できるロッジ。元首相のアラン・ケマケザ氏が経営している。ホニアラ市内のホテルとの送迎サービスがあり、島ではドルフィンスウィム、火山ツアー、滝散策ツアー、ビレッジツアーなども可能。サボ島をじっくり楽しみたい旅行者におすすめ。

●Raiders Hotel & Dive (電話7494185/7938017)

ツラギにあるアットホームなホテル。ソロモンの人々とツラギの海に魅せられたニュージーランド人が経営しており、ダイビング以外にもシュノーケリングやビレッジツアーなどを丁寧にアレンジしてくれる。海に面したバーも快適。

イザベル州

人口密度が低く、圧倒的な熱帯雨林が広がる島。スアバナオ(Suavanao)空港からボートで10分のPapatura Island Retreatは豪州からのサーファーで賑わう。
 スアバナオからスピードボートで西に3時間ほど行ったイザベル州最西端に、カメの聖地として世界的に名高いアナボン諸島がある。ここでは地元レンジャーが無人島に泊まり込んで自然保護に取り組んでおり、旅行者もレンジャーとともにカメの産卵を観察することができる。

●アナボン諸島(Arnavon Islands)

簡素ながら、島内に宿泊施設はある。訪問希望者は、「Arnavon Islands」で検索して訪問方法を確認するか、ホニアラにあるNGO Nature Conservation 事務所(Eメールarnavoncoordinator@gmail.com)にコンタクトする。

マライタ州

国内でもっとも人口が多いマライタ島と周辺の島々から成る。マライタ島北部ラウの人々は、手作業でラグーンに石を積んで人工島を作り、世界でも例のない、海上に住むことで知られている。また、州都アウキの南に位置するランガランガには、古来交換財や装飾品として使われてきたシェルマネー(貝で作った貨幣)を今も作り続ける村があり、見学も可能となっている。ホニアラからは州都アウキに国内線が飛んでいるほか、フェリーも航行している。

その他の島々

ソロモン諸島の北西にあるチョイスル州(州都タロ)は1991年にウェスタン州から分離した新しい州。住民たちの多くは自給自足をベースに暮らしており、観光開発もほとんど進んでいない。
 ガダルカナルの南側にあり、ポリネシア系の住民たちが暮らすレンネル島とベロナ島から成るレンベル州も、チョイスル同様、観光開発はほとんど進んでいない。同州にある東レンネルは、自然遺産として1998年に太平洋島しょ地域では最も早く世界遺産に登録されており、コウモリやウミヘビ、ラン、タコノキなど、多くの固有種が確認されている。
 ガダルカナル島の南東に位置するマキラ州(州都キラキラ)は独特の伝統舞踊で名高く、年に一度行われる地元の祭りにはわざわざヨーロッパからも観光客が訪れている。
 マキラ州のさらに西、ソロモン諸島の最東端に位置しバヌアツと国境を接するテモツ州は、サンタ・クルーズ諸島という名でも知られている。海外からの観光客は極めて限られているが、州都ラタや北側に位置するリーフ諸島には、近年、旅行者用の宿泊施設が作られている。