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バヌアツ
バヌアツ
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2013年4月23日更新

バヌアツの概要

バヌアツ共和国はオーストラリアのケアンズの東約1,800kmに位置し、80あまりの島々が南北約1,200kmにわたって広がる群島国。1980年7月、74年間の英国とフランスの共同統治から脱し独立した。国名のバヌアツは「我々の土地」を意味するが、それまではニューヘブリデス諸島として知られていた。この島々の雰囲気がスコットランドのヘブリデス(Hebrides)と似ていることから、1774年にキャプテン・クックによって命名されたと言う。バヌアツ共和国の土地面積は12,189平方kmで新潟県とほぼ同じである。総人口は約25万人(2012年)。中心となるニューヘブリデス諸島のほかにバンクス諸島とトレス諸島があるが、80余の島々の大半はニューヘブリデス諸島に属している。トレス諸島の直ぐ北にはソロモン諸島がある。首都ポートビラがあるエファテ島の面積は佐渡よりやや大きい900km2。ポートビラはバヌアツの空の玄関口で、人々は親しみを込めて短く「ビラ」と呼び、また、バヌアツ最大の島エスピリットサント島(以下サント島と表記)は「サント」と呼ばれている。

 

バヌアツへのアクセス

ビザ

日本人は30日以内の滞在なら商用、観光を問わずビザは不要。ポートビラまたはルーガンビルの出入国管理事務所に申請すれば、最大4ヶ月まで延長が認められる。
ただし、パスポートはバヌアツ到着時に最低6ヶ月の有効期間が必要であり、帰りの航空券を所持していないと入国は認められない。
The Immigration Department
Tel(678)22 354
E-mail:earukelana@vanuatu.gov.vu  または、etasavi@vanuatu.gov.vu
Web: www.vanuatu.travel

空路

2013年8月現在、日本からバヌアツへの直行便はない。ニューカレドニアのヌメア(エアカラン、エアバヌアツ)、オーストラリアのシドニー、ブリスベン(カンタス航空、エアバヌアツ)、フィジーのナンディ(フィジーエアウェイズ、エアバヌアツ)、ニュージーランドのオークランド(ニュージランド航空、エアバヌアツ)を経由して首都ポートビラに入る。

バヌアツの空港

バヌアツの空の玄関口はエファテ島ポートビラのバウアーフィールド空港(Bauerfield Airport)であるが、空港ターミナルは「ポートビラ国際空港」(Port Villa International Airport=VLI)と表記されている。その他、サント島ルーガンビルには「ペコア」(Pekoa)空港がありブリスベンから国際便が運行されている。どちらの空港も市内までは10分程度。

 

ポートビラ国際空港では、タラップを降りて旅客到着口に入ると、すぐに入国審査のカウンターが見える。機内で配布された入国カードに記入漏れがなければ簡単に審査が終わり、荷物を受け取って簡単な税関審査を受ける。小さな空港ターミナルだが、バヌアツ銀行(National Bank of Vanuatu)の支店と観光局の出張所、免税品店、コーヒーショップがある。

税関

15歳以上の旅行者は、紙巻タバコ250本または葉巻50本または葉タバコ250g、酒類は1.5リットルまでのアルコール飲料および2.250リットルのワインおよびビール1カートン、250mlまでの化粧水と100mlまでの香水、そのほか商品価値VT50,000までのギフトを含む新製品、未使用製品の持込が認められる。なお、ダンボールに入れた荷物は開けられる場合が多く、また、公序良俗に反する図書を所持していると逮捕される場合があ
るので注意すること。

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トラベル・インフォメーション

通貨と両替

通貨単位はバツ(Vatu=VTで表記)で、現地語で「石」を意味する。

紙幣:VT 200、500、1,000、5,000、10,000

硬貨:VT 1、2、5、10、20、50、100

両替は空港や市内の銀行、主要ホテル、両替所で可能であり、日本円からも換金できる。一部の商店ではオーストラリアドルでも買い物ができる。ポートビラのほかルーガンビルにある銀行やホテルでも両替が可能である。レートはVT1がおおよそ1円。

ポートビラ以外のホテルでは、トラベラーズチェックや主要国通貨よりオーストラリアドルまたは米ドルでの支払いの方が有利なこともあるので予約時に確認しておきたい。

クレジットカード

VISA、 MASTERなど主要クレジットカードは、ポートビラやルーガンビルのホテル、レストラン、みやげ物店、スーパーマーケット、タンナ島の有名リゾートなどで通用する。ポートビラ、ルーガンビルではクレジットカードによるキャッシングもできる。

トラベラーズ・チェック

米ドル、オーストラリアドル、ユーロ、日本円など主要通貨建てトラベラーズチェックは換金が可能である。ただし、商店での外貨の計算は正確でないことが多いので、面倒でも事前に銀行で換金して使おう。

付加価値税(VAT)

バヌアツではほとんどの商品、サービスに12.5%の付加価値税がかかる。

チップ

チップの習慣は無い。それでも感謝の気持ちを伝えたければ、例えば日本のTシャツとか小さなおみやげは喜ばれる。

時差

日本より2時間早い。日本の正午がバヌアツでは午後2時となる。バヌアツの人々は時間をゆっくり過ごすので、せっかちな日本人はイライラすることが多いが、現地のペースに合わせて焦らないことである。特に熱帯地方の旅行では、ゆったりとすることが健康を保つ一番の秘訣である。

電話

  • 携帯電話:地域により通じない所もあるが、広く普及してきている。料金は国内だと最初の2分でVT 40、その後2分ごとにVT 20、日本へは最初の2分でVT 40、その後2分ごとにVT 120(但し、時間帯により変動)となっている。なお、2008年6月15日より固定電話と携帯を区別するため、携帯番号の前に「77」を付けなければいけないことになった。
  • 電話の掛け方:国内では番号をそのままダイヤルし、日本への場合、0081+0をはずした市外局番+相手先電話番号。
  • 公衆電話:数が少ない。利用するには事前に「Tele Card」の表示のある郵便局、両替所、スーパーマーケット、中国人の店などで「テレカード」(Tele Card)を購入する。カードはVT 450 (20ユニット)、VT 900(40ユニット)、VT 1,800(80ユニット)、VT 2,700(120ユニット)の4種類がある。電話料金は、国内だと2分でVT 20、日本にかける場合は、基本料金VT40に1分毎にVT 120(ただし、時間帯により変動)が加算される。
  • テレカードの使い方:

    <1> 受話器を取り903(英語)を押し、案内に従う。

    <2> カード裏の番号(黒い帯の部分を擦り取ると現れる)を押し、最後に#を押すと残りのユニット数が知らされる。

    <3> 案内に従い電話番号を押し、最後に#を押すと、通話可能時間が知らされる。

    <4> 呼び出し音の後、会話。

郵便

国内では、料金は葉書VT 40、封筒VT 40(重量による)で、首都内なら1週間、離島までは1ヶ月以上かかることもある。国際郵便は日本までは、葉書VT 100、封筒VT 130(重量による)で、約2週間程度かかる。出す時はホテルの受付か郵便局で直接投函するほうが良い。DHLとEMSを発送する場合、日本まではおよそ1週間かかる。

 

インターネット

無線WiFiが各ホテル、空港、カフェなどで利用できる(有料)。インターネットカフェもポートビラに数件ある。

治安

バヌアツは太平洋諸国の中で最も治安がよい国のひとつである。

衛生状況・健康管理

マラリアは、神経質になる必要はないもののまだ根絶されていない。デング熱も数年に一度流行が報告される。マラリアは夕方から明け方にかけ活動(吸血)するハマダラ蚊により、デング熱は日中に活動するネッタイシマ蚊やヒトスジシマ蚊により媒介される。マラリアの流行が多い場所では、肌を露出しない服装に心がけ、防虫スプレーを使用する。離島など、流行が多く確認されている場所に2週間以上滞在する場合は予防薬の服用が勧められる。ただし、副作用の問題もあり事前に医師に相談するとよい。デング熱は予防薬やワクチンがなく、蚊に刺されないようにする以外予防する方法はない。

飲料水

水道水は良質であるがカルシウム分がかなり多く、日本人は一過性の下痢をおこすことがあるので、旅行者は市販のミネラルウォーターを飲むようにした方がよい。水道水は念のため煮沸して飲むことをお勧めする。

電気

電気は240V、50Hz。プラグはオーストラリアと同じ3ピンタイプかフラットな2ピンタイプ。日本からドライヤーなどを持参する場合は変圧器とアダプターが必要となる。

祝日

2013年   2014年
1月1日 元日 1月1日
2月21日 ウォルター・リニ(初代首相)記念日 2月21日
3月5日 カスタム・チーフの日 3月5日
3月29日 グッド・フライデー 3月29日
4月1日 イースター・マンデー 4月1日
5月1日 メーデー 5月1日
5月9日 キリスト昇天祭 5月9日
7月24日 子供の日 7月24日
7月30日 独立記念日 7月30日
8月15日 聖母被昇天祭 8月15日
10月6日 憲法記念日 10月6日
11月29日 ユニティー(統一)・デー 11月29日
12月25日 クリスマス 12月25日
12月26日 ファミリー・デー 12月26日

(官公庁は、上記祝日および土曜日、日曜日が休日となる。)

ビジネスアワー

官庁は7:30~16:30、銀行はエー・エヌ・ゼット銀行(ANZ Bank)が9:00~15:30(金曜日は8:30~)、ウェストパック銀行(Westpac Bank)が8:30~16:00、ナショナル銀行(National Bank)が8:30~15:30(金曜日は~16:00)であり、土日祝日は休み。(なお、最近仏系の新しい銀行Bred Bankがオープンしている。)商店は8:00~18:00であり、中国人の店とスーパーマーケットを除き、土曜日の午後と日曜日はほとんどが休みとなる。

新聞・雑誌

新聞は「ジ・インディペンデント」(土曜日発行、英語、仏語、ビスラマ語)と「デイリー・ポスト」(火曜~土曜日発行、英語)があり、1部VT100で、街角の新聞売りかスーパーマーケット、中国系の店で購入できる。

ラジオ・テレビ

ラジオは、AMの「ラジオバヌアツ」(MWバンド1125kHz)、FMは98MHzで、ビスラマ語、英語、仏語で放送している。その他、オーストラリア放送(周波数17.995MHz)、BBC(15.160MHz, FM国際放送は99MHz, 24時間)、VOAが聞ける。

テレビは1チャンネルで、6:00~23:00に仏、英、NZ製のドラマ、映画、ニュースを放映している。

禁止される言動(タブー)

  • 市中では、防犯対策として夜間一人歩きはしない、夜間女性一人でバスやタクシーに乗らない、バーなど飲酒を主にした店や酔っ払いに近づかない。
  • バヌアツでは、土地と農作物の所有権については非常に意識が高い。地方の小さな村を訪れる時は、すぐに村に入らず入り口で誰かが来るのを待って許可を得よう。(たいてい子供たちがいるので、すぐに誰かが来る。)
  • 道を離れて森に入る場合も、最初に出会った人に許可を求めよう。直ぐに許可されるか、責任者を紹介される。
  • 道端や森になっている果物などを決してもぎ取ったりしてはならない。
  • 海岸に出てサンゴ礁に入る時も必ず所有者がいるので注意しよう。
  • 村を訪れた人は、通常、ココナッツやバナナでもてなされる。短い滞在ならお礼を言うだけでよいが、長期に滞在する場合は、お返しとして、肉や魚の缶詰、マッチ、ろうそく、お茶、砂糖などを用意して行った方が賢明。
  • 服装は、たとえ周囲の村人が裸に近い状況でも、男性はきちんと正装しよう。女性の場合も長めのドレスを着る必要がある。ただし、ポートビラやその他のいわゆる観光地ではその限りではない。
  • 常にローカルなタブーに注意しよう。例えば、地方の伝統的風習が残る村にある「ナカマル」(Nakamal)は、現地男性住民のクラブハウス的な場所で一族の集まる小屋であるが、神聖な場所で女性禁制でもあり、ここに入るには必ずメンバーの許可を得なければならない。なお、近年、ポートビラなどでは、ナカマルは単にカバを飲むバーとなっているところもあり、ここには女性も入ることができる。

ビスラマ語(ピジンイングリッシュ)を話そう

村ごとに異なる言葉を持つパプアニューギニア、ソロモン諸島、バヌアツでは、簡素化した英語をベースとしたピジンイングリッシュという共通語がある。バヌアツでは「ビスラマ語」と称されており、地元の人たちと話をするときに使うと、ぐっと距離が縮まるだろう。

日本語 英語 ビスラマ語 発音
こんにちは Hello Alo アロ
さようなら Goodbye Tata タタ
どうぞ Please Plis プリス
おはよう Good morning Gudmoning グッドモニン
おやすみ Good night Gudnaet グッドナエット
すみません Excuse me Skiusmi スキウスミ
どうもありがとう Thank you very much Tangkyutumas タンキュートゥマス
お元気ですか?調子はどう? How are you? Olsem wanem? オルセムワネム
元気だよ I’m fine. I straet nomo. イーストレト ノモ
そして And Mo
いくら How much? Hamas ハマス
~をもっていますか? Do you have_____? Yu gat_______? ユ ガット~?
わたしわかりません I don't understand. Mi no savee ミ ノ サビー
じゃ、また See you. Lukim yu ルキム ユ
すみません I am very sorry. Sori tumas ソリ タマス
名前はなんですか? What is your name? Wanem nem blong yu? ワネム ネム ブロング ユ
この食べ物は美味しい This food is delicious. Kakae emi gud カカエ エミ グッド
お腹がすいている I am hungry. Mi wantem samting long kakae ミ ウォンテム サムティング ロング カカエ
喉が渇いている I am thirsty. Mi wantem samting long dring ミ ウォンテム サムティング ロング ドゥリング
すばらしい Excellent Nambawan ナンバワン
Fish Fis フィス
大きい Big Bigfala ビグファラ
食べ物 Food Kakae カカエ
飲み水 Drinking water Kolwater コルウォター
海水 Seawater Solwater ソルウォター
かもめ Seagull Pigeon blong solwater ピジョン ブロング ソルウォター

バヌアツのアクティビティ

バヌアツ観光の中心は、コバルトブルーの海を舞台に各種レジャーやマリンスポーツを満喫することとフランス風にアレンジされた南国のカラフルな料理を楽しむことである。また、伝統的な文化や生活様式、ダンスなどを体験し、現地の人々と交流することも楽しみのひとつだ。町の裏通りのお店ではとびきり美味しいホームメードのジャムやピクルスを味わい、どこまでも透き通るコバルトブルーの海では美しいサンゴ、彩り豊かな熱帯魚とのダイビング、小型飛行機で行く無人の小島への訪問、タンナ島のヤスール火山を目の当たりにする体験、目の前で見るオリジナルバンジージャンプなど、特別な体力や知識はいらない。

 

マリンスポーツ

ダイビングとシュノーケリング

バヌアツの海の世界は、その抜群の透明度、温かい海水、ダイブサイトへの近さと同時にその考えられないほどの多様性にある。たとえば、急な断崖、洞窟と突き出した岩肌、冷えた溶岩で作られた巨大な洞窟と海面下で繋がる入り組んだトンネル、そして、そこに息づくサンゴ、海草、海綿、珍しい熱帯魚など多様な生命体。もう一つは、戦艦、飛行機、客船、古い艤装船など底に沈む多くの沈没物である。ルーガンヴィルのサント港に沈む豪華客船プレジデントクーリッジ号は有名だ。山地のような地形エファテ島周辺では、北西に位置するモシ島やレレバ島周辺とメレ湾に浮かぶハイダウェイ島が人気スポット。また、サント島の周辺は世界最高級のダイビングが楽しめるスポットとして有名である。

 

クルーズ、ヨットのチャーター

バヌアツでのセイリングは格別だ。半日、一日、複数日のクルーズでは、観光、スイミング、シュノーケリング、ダイビング、ピクニックと洞窟探検などが楽しめる。

 

フィッシング

ポートビラには大物をターゲットとするトローリングボートを持つサービスが幾つかあり、カジキマグロやサメ、ドルフィンフィッシュなどを求めて釣り好きが集まってくる。また、各種のゲームフィッシングの大会が行われている。

 

その他のマリーンスポーツ

水上スキーやウィンドサーフィン、カタマラン、パラセイリング、カヌーなどが楽しめる。リゾートによってはエンジンの音がする水上スキーやパラセイリングなどを禁止しているところもあるので予約時に確認すること。

ショッピング(ポートビラ)

ポートビラはバヌアツで唯一の免税港であり、色彩鮮やかに混ざり合ったフランス、英国、メラネシアの文化に溢れたおみやげを入手することができる。おすすめはスキンケアによいとして最近注目を集めているタマヌオイル。

ウェディング

美しい国バヌアツで結婚式を挙げるのは素晴らしい一生の思い出になるに違いない。結婚するには、パスポート、立会人(新郎側、新婦側各々1人ずつ)が必要で、また、結婚式の日から28日以前に申請書を提出し、新郎側、新婦側とも結婚日より3日前にバヌアツに入国すること。希望者は旅行業者に相談する。

ゴルフ

ポートビラには3箇所(うち1箇所にフルコースがある)、サント島には1箇所、ゴルフコースがある。南国ののんびりした
雰囲気の中でゴルフが楽しめる。

他島へのツアー

オーストラリアやニュージーランドからのツアー客が多いバヌアツは、マリンスポーツ以外のアクティビティもいろいろ用意されている。代表的なものがバンジージャンプ発祥の地ペンテコスト島やヤスール火山で知られるタンナ島へのツアーである。

ペンテコスト島ツアー

エファテ島の北約230kmに浮かぶペンテコスト島は、バンジージャンプの基になったランドダイビングで知られる。毎年4~6月にかけて行われる収穫祭のメインイベントで、約20mの高さに組まれたやぐらから若者が地面をめがけて飛び降りる。やぐらの横では、飛び降りる若者を勇気づける勇壮な踊りが繰り広げられている。成功した若者は大声を上げて勇気を誇示し、それに観衆が歓声で応える。ペンテコスト島へは日帰りのツアーやヨットでのツアーなどが用意されている。

タンナ島ツアー

ポートビラからの日帰りツアーや宿泊ツアーが用意されている。世界で最も火口に近づくことができるヤスール山や昔と変わらぬ習慣に従って生活するカストムビレッジを訪ねる。飛行機が小さく人気のあるツアーなので早めの予約が必要である。

●伝説の酋長、ロイマタの領地

およそ400年前、バヌアツにはロイマタという大酋長がいた。部族間の争いが絶えなかった当時のバヌアツで、ロイマタは人々に、どんなものでもいいから大切だと思うものを持ってくるよう命じた。ロイマ
タは、ココナツ、石、蟹など持ってきたものが同じ人々をそれぞれ「ココナツ族」、「石族」、「蟹族」というように部族や村の違いを超えて同じグループとし、互いに助け合うよう命じた。こうしてロイマタは、
争いの絶えなかった島に平和をもたらした。文字のなかったバヌアツでこの話は口頭で伝承されていたため、ロイマタは伝説の酋長と言われていた。しかし、1967年にフランスの考古学者が発掘調査したところ、エレトカ島でロイマタの墓と、ロイマタと共に生き埋めにされた50人もの側近の遺骨が発見された。ロイマタが住んでいたエファテ島と、亡くなったとされるフェルズ洞窟があるレレパ島、墓があるエレトカ島(帽子のような形をしていることからハットアイランドとも呼ばれる)のあるロイマタの旧領地一帯が、2008年、バヌアツ初の世界遺産に登録された。ロイマタについては首都ポートビラにあるバヌアツカルチュラルセンター(http://www.vanuatuculture.org/)でも知ることができる。メラネシアンホテル内のSPA VILAではロイマタツアーの手配が可能。

●ペンテコスト島ツアー
エファテ島の北約230kmに浮かぶペンテコスト島は、バンジージャンプの基になったランドダイブで知られる。毎年4~6月にかけて行われる収穫祭のメインイベントで、約20mの高さに組まれたやぐら
から若者が地面をめがけて飛び降りる。やぐらの横では、飛び降りる若者を勇気づける勇壮な踊りが繰り広げられている。成功した若者は大声を上げて勇気を誇示し、それに観衆が歓声で応える。ペンテコスト島へは日帰りのツアーやヨットでのツアーなどが用意されている。